内容説明
蛮族との戦で傷ついた北嶺の復興のため、病弱な体を押しながらも奮闘するヤエト。そんな彼に、皇女の推薦で貴族に出世するという「悪い知らせ」が飛び込んでくる。失意の中、新年祭のために皇女と都に向かった彼は、その式典の最中、さらなる衝撃の事実を知らされることとなる……。カラー口絵、挿絵も収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
17
初読の時はヤエトが黒狼公になったことと、ジェイサルドのことが印象に残っていました。でもルーギンのお家事情と、ルーギンが「姫様と既成事実を作るなんて、絶対あり得ないね」と断言していたことを忘れているなんて!私の記憶力って・・・(笑)2013/03/09
フキノトウ
10
後ろについている、イラストが何気に楽しみ。2013/03/22
まりもん
8
ラフ集の友の鍋になるは可愛いくて面白かった。ヤエトの夢である隠居からはどんどん遠ざかって黒狼公なんていう貴族になってしまったよ(TT)。2012/12/01
まる
6
新装版買い直しで再読。北嶺の郡から国への格上げに伴い貴族に処せられることとなり、しかもまさかの四大公家「黒狼公」襲名。ヤエト本人の与り知らぬところでどんどん肩書きと評判が上がっていく感じ。騎士団長という肩書きには戦いのみの専門家という印象があったが、ジェイサルドは多方面に優秀だな(但し料理は除く)。ルーギンが父親と隔絶している事情が明らかになったが、貴族身分で砂漠越えをした人たちは多かれ少なかれこういう悲劇を背負っているんだろうなあ。台所用品の中で選ぶなら、鍋は確かに防御力高いなw2013/05/26
あけさと@ぷに
5
北嶺群から北嶺国へ、そしてヤエトは北嶺国の相、だけでなく『黒狼公』に。どんどん本人が望む隠居から遠ざかっていくのもおもしろい。 2013/02/03
-
- 和書
- 温かな手