文春e-book<br> 司馬遼太郎短篇全集 第八巻

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司馬遼太郎短篇全集 第八巻

  • 著者名:司馬遼太郎
  • 価格 ¥2,037(本体¥1,852)
  • 文藝春秋(2016/01発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166415304

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内容説明

司馬文学に新しい光をあてる豊かな短篇小説の世界
第7巻にひきつづき『幕末』『新選組血風録』としてまとめられることになる作品が中心となるころ。『竜馬がゆく』『燃えよ剣』と並行して書かれている

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

34
この巻は7巻、8巻に引き続いて「幕末」「新選組血風録」に収められた作品が多くやはり血なまぐささがある気がします。その途中には長編の「尻啖え孫市」「国盗り物語」「功名が辻」から短篇として納められています。徐々に長編を書きつつ短篇も書いていたということなのでしょう。2015/03/02

kawa

29
1963年後期執筆短編、幕末ものオンパレード。他の短編集で読了済み作品が多くほぼ再読。歴史の変わり目で、大ペテンに落ち込むことを良しとせずテロを実行する「最後の攘夷志士」、「桜田門外の変」で水戸藩と薩摩藩との連携から離脱した薩摩藩からただ一人参加した有村治左衛門の物語等、が新鮮で印象的。2023/02/04

ハルのうた

3
「峠」を読んだ後で「英雄児」を読んでみたく手に取りました。読む順序が逆だったな〜、「峠」を読んだ後だとあまりにも「ザックリ継之助」でした(笑) 他は「新選組血風録」に収録された作品が多かったです。「桜田門外ノ変」は初読みでしたが自分にとって有村治左衛門を描いた作品が初めてであったことに加え人物像や感情の機微、彼を取り巻く人物たちの思いが伝わり印象深いものでした。2021/06/06

pulapula60

1
幕末を背景とする13短編。私も訪れた城崎温泉の旅館に潜伏した桂小五郎を描く「逃げの小五郎」。取材と史実が結実した妙味「海仙寺党異聞」。ある視点(金銭)から見た人々のうごめき「彰義隊胸算用」。価値観が変わった時の世の評価の変化を伝える「最後の攘夷志士」。河井継之助の才知の使い方で結果は変わっていたのではないかと思わせる「英雄児」。襲撃に加わった唯一の薩摩藩士からの視点で描く「桜田門外の変」では組織(藩)、国が変わるまでには時間がかかることを感じさせる。2022/04/04

シノッツォ

1
『桜田門外の変』。最後、実行の時の光景が緊張感に満ちていて、まるでその場にいるかのような文章につい引き込まれた。また、実行に至るまでの経緯も映画のようで面白かった。2018/12/01

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