内容説明
京都のホテルで、東京の食品会社の社長夫人が殺された。居合わせたキャサリンは、被害者の所持品から、東京の有名ヘア・デザイナーの客であることを知る。一週間前にも同じヘア・サロンの客が殺されていた。さらに、ヘア・サロンに関連する人間が次々と殺され……。華やかな美容界を舞台に、名探偵キャサリンが密室殺人と凶器消失の謎に挑む傑作推理!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うっさー
2
私に名探偵キャサリンにはまるきっかけを与えてくれた一冊。2014/10/09
kaizen@名古屋de朝活読書会
2
密室の女王という意味では、本書でアガサクリスティを超えたと思う. キャサリンがつぎつぎと密室の秘密を解いて行く. アメリカ人という設定で、自分ではなれなかった女王の立場を確立しようとしているように思えた. 英語などに翻訳して、国際的にも密室の女王として評価されるようにしてあげたいと思った. 関係者がよい翻訳者を探して来るのを期待したい. 山村紅葉に残された仕事だと思う.2011/09/16