花の棺

個数:1
紙書籍版価格
¥680
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

花の棺

  • 著者名:山村美紗
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 光文社(2015/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334704469

ファイル: /

内容説明

華道・東流の小川麻衣子が毒殺された! 京流の久条麗子とともに、華道界をになうホープだった彼女こそ、名探偵・キャサリンが華道を習うはずの人であった。真相を探るうち第二の殺人が……。巨大な女の帝国の、裏面に渦巻く、醜さ、欲望、そして殺意! 舞台は京都。大胆なトリックが冴えわたる、傑作推理小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

73
キャサリンシリーズ第1弾。〔再読〕京都を舞台とした初のシリーズであり、狩矢警部など馴染みとなるキャラも初登場する、作者の起点となる作品だと思う。アメリカ副大統領の娘キャサリンが、まだ大学生の時の物語。京都に生け花を学びに来たキャサリンが、後の恋人であり相棒となる浜口と、初めて出会う記念作品。生け花の流派の問題を背景に、連続殺人事件の中に茶室を使った密室や、殺害場所を隠すトリックと重厚な推理に挑戦出来る力作だ。キャサリンだからこそ発見できた謎解きは、作者ならではの本格を楽しめる。この頃の作品を、是非とも。2018/04/15

chiru

71
山村美紗さんの本は『消えた相続人』を読んだことがあってすごく面白かった記憶がある。 この作品も京都が舞台。 雪密室の謎や、三条、四条と通り順で起こる殺人も、犯人の告白の章で、筋の通った理由が最後に明かされ、切ない動機に少し同情的になってしまいました。 二条城や、三十三間堂など、行ったことのある寺院が舞台にもなっていて楽しく読みました。 ★32018/04/30

たか

44
かつてミステリー界の女王と言われた山村美紗が、京都を舞台にして書いた始めてのミステリー。また、アメリカ副大統領令嬢、キャサリン・ターナーが探偵役として活躍する、記念すべき第1作でもある。 地元京都を舞台にした作品をたくさん書いていた作者ということもあり、好んでよく読んでいた。 本書は、華やかな華道会を舞台にした日本ならではのトリックが見もの。C評価2018/01/15

yucchi

34
【密室祭3-2】『密室大図鑑』で紹介されていたので積んではいたけど、先日のドラマを見る前に読んでみた。どうしても『きあさりんこ』が頭にちらつく(笑) 今作の密室は雪に囲まれた茶室という二重密室。キャサリンだからこそ?気がつく、日本人には盲点になるトリック。正直ギリギリセーフなトリックだと思った(°Д°) むしろキャンピングカーのトリックのほうが好み。2015/09/10

ステビア

15
和本格!小説としても面白かったゾ。2014/11/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/420920
  • ご注意事項