光文社文庫<br> 消えた相続人 - 長編推理小説

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光文社文庫
消えた相続人 - 長編推理小説

  • 著者名:山村美紗
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2015/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334702533

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内容説明

身代金五千万円は犯人の手に渡ったが、人質は帰ってこない。女子大生・田中美子が誘拐されて一週間がたった。教え子を救い出そうと、浜口教授とキャサリンは起死回生の奇策を考えつく。――さらに、誘拐された美子に巨万の遺産が……逆転につぐ逆転! 〃誘拐物〃に新境地を拓いた、戦慄と興奮の長編推理力作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たか

46
キャサリンシリーズ第四弾。浜口の教え子・田中美子が誘拐され、身代金5千万を支払ったが人質は返ってこない。 キャサリンは美子を救おうと起死回生の奇策に出る。 何とアメリカの富豪から、誘拐された美子に 200万ドルの遺産が送られるとのニュースをでっちあげ、それを発表したのだ。 更に偽の美子をテレビ番組に出演させ、犯人から連絡させようと試みるが…。 二転三転する中で、犯人との駆け引きや意外などんでん返しが楽しめる。C-評価2021/08/02

タカシ

5
友達の教え子ご誘拐されキャサリンは教え子を相続人にして犯人を誘き出すが…。36年前の作品だけどいくらなんでも途中で犯人捕まるでしょうという感じでした。結末ありきの作品かな。ただ読みやすかったですね。2018/11/11

しんすけ

2
この作品が、2016/3/20にドラマ化されて放送されるそうだ。というわけで例のごとく家内の書棚から取り出して読んでみた。探偵談は作り物という感が免れないが、事件としてはありそうな話である。最近のように、景気回復が絶対の望めない状況になってしまうと、こんな犯罪が起こっても不思議ではない。本書が、書かれたのは30年以上前だが、現代を描写しているようで、味わいある読書となった。2016/03/16

かおりん

2
初期山村作品の佳作。 誘拐ものとしてスリリングな仕上がりだし、設定も素人探偵が出しゃばり過ぎのきらいはあるものの、まあ面白く読める。ミステリ的どんでん返しも用意されていてそこそこの満足感。 ただ、キャサリンが最後口にする台詞には全く納得できない。2016/02/26

コマンドー者

1
山村氏のキャサリンシリーズの4作目。誘拐もので、シリーズの代表作とも言える作品である。誘拐ものの定番をひっくり返すような斬新な展開が秀逸である。2021/06/28

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