内容説明
幼稚園から通い始めたバレエ教室。中学3年生の水谷芽映は、毎年クリスマスに開かれる発表会で、今年初めて主役を演じられることになった。10年目にしてようやくつかんだ初の主役。しかも役柄はシンデレラ。いつもその他大勢の役しかもらえなかった芽映は、夢がかなって幸せをかみしめていた。そんな矢先、芽映のパパの会社が倒産。大好きなバレエが続けられるかわからなくなる……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
boo
7
昔読んだ話の新装版。読まなくてもいいかなぁと思ったんだけど、手にとってみると最後に蘭ちゃん目線のマンガが!!借りて良かった〜♪ それにこの話は家族を思いやる気持ちとか素敵で好きです。2014/06/03
さっきぃ
4
元ティーンズハートの話を少し変えてる新装版3冊目。読んだことあるはずなのに、達也くんとか聞き覚えあるはずなのに、話の内容まったく忘れていた。むしろ友達の藍ちゃんと智也くんの方がうっすら記憶にある。芽映ちゃんとてもいい子。パパの会社倒産からどんどん強くなるのがすごいと思った。達也くんとのその後とかもっと読みたかった。2016/09/04
しろのあ
3
冬が終わる前に購入して再読。やっぱり好きだな、このはなし。やっとつかんだバレエのシンデレラ役を、あきらめなくてはならなくなり、、、それがきっかけで、成長と家族の再生と恋が待っていて、何度読んでも目頭が熱くなる。何が幸か不幸か分からないものです、タイトルがぴったり。2015/03/16
きんとと おまんじゅう
2
最高に良かった。 バレエで、やっと努力が実り、主人公の役をもらえたのに、父が失業、、、主人公の座を諦めたり、転校しなくてはいけなくなったり、わずか数ヵ月で、今までの生活とは、一変してしまう、、そんな中で、気持ちが落ち込むことがたくさんあったが、自分の考え方を見つめ直すきっかけになっていて、本当に、いいお話でした。2014/06/01
しろのあ
2
ばらばらになりそうな家族の気持ちをを一つにしよう、自分の境遇を受け入れてそれでも好きなバレエを続けて行こうという芽映の純粋な気持ちにすごく感動しました。シンデレラも舞台に立てなかったけど「選ばれたってことだけでも、すごく自信になった」というセリフや、ティアラを受け取った一枚絵のシーンにほろり。タイトルも意味深ですね。円熟した作者から若い人へのメッセージという感じがすごくします。巻末のまんがもきれいな絵で良かったデス!2014/01/10