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内容説明
ひじかた憂峰とたなか亜希夫――。名作『迷走王ボーダー』以来、20年ぶりに実現した奇跡のタッグによる読切シリーズ。描くのは、東京・浅草を舞台にした探偵漫画。『ボーダー』のようなガムシャラな熱気から一変、渋く、そして乾いたタッチが特徴だ。だが、静かに鋭く人間を洞察したその描写力は、現在の漫画界でも随一。ファン待望の一年ぶりの新刊は、カラーページも完全再現。読み応え充分の短編を10作収録している。人生の酸いも甘いも噛み分けた大人の、熟成された魅力が詰まった珠玉の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りらこ
17
人って死期が近づくとやり残したことや心の奥底に残っていたことが噴出して、決着つけたくなるのだろうか?って話が何話か。表紙はコワモテだけど所長さん。おしゃれさん。たなかさんの漫画は絵がうまくて、すんなり自分の視点を定めてその場に入れるのよね。1巻よりこっちが好きかな。Kindle Unlimited2022/09/08
眠る山猫屋
12
味がある、読めば読むほど。悪人面の所長のカッコ良さ。こんな上司の下で働きたいな(笑)メグミちゃんも可愛く見えてきたし、村木の動揺する顔もいい。依頼人の悩みが真っ当かどうかは兎も角、ブレないスタンスで依頼をこなす探偵社、カッコいいじゃないか。2014/05/18
hannahhannah
9
「替え玉セックス」は泥酔して、別の女とセックスする話。酒はハードドラッグ。飲むもんじゃない。「狸のはらわた」で「貨幣(かね)は怖い」と言ってるけど、そうかね?投資に回して浪費しなければいい。でも、話に出て来たおじさんはそうでも家族に知られたら殺気立つかもしれないな。「依頼者は所長」も良かった。上司に頼まれ、尾行するというのも奇妙だ。2018/05/30
コジターレ
6
人は何を求めて探偵社を訪れるのか。実に多種多様であるが、「自分を変えるために、何かを知りたい」という点は共通しているのかもしれない。2022/08/29
FK
6
狸の置物に3億円。ネコババする方向で2016/07/30