リバースエッジ 大川端探偵社 10

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リバースエッジ 大川端探偵社 10

  • ISBN:9784537139099

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内容説明

大好評浅草探偵人生劇場、待望の最新刊。
老若男女それぞれの、ささやかで奇妙な依頼を
探偵社の面々は優しく暖かく受け入れる・・・。

孤高の劇画原作者・ひじかた憂峰の死から一年余り――。
だがその魂は生き続け、遺された原作を丹念に描いた最新作、
いまだ消えぬ語り部の神髄、その全てが味わえる第10巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

46
もはや凛々しい所長さんが主人公の探偵物語だ。持ち込まれやる事案は、時にファニーで時に切ない。男から女への手紙を届けるだけの案件の裏側。いい女とヘンな男の結婚への道程など暖かい恋愛模様があるかと思えば、未来予知が出来る兄妹の高い志を阻む大人の黒い影が描かれていたり。ラッパーの恩返しがちょっと好き。この巻で完結なのかな。またオダギリジョーのドラマで続きが観たい。2021/09/21

コジターレ

9
最終巻。最後のコマの言葉が強烈な印象を残す。「もはや世界は底が抜けた。人類が初めて体験する悲観的な世界に、己の実感で立ち向かっていくしか手段はあるまい」。2022/08/31

コリエル

3
狩撫麻礼の死後に発売されたこの巻は真の遺作ということでいいのだろうか。バブルの時代から一貫して欲や俗にまみれた世間を斜めに見るのが彼の作品だったが、この巻の競馬の話なんかもそういう意志は見て取れる。自分の五感と理性で狂乱の世を乗り切っていくしかないとね。2020/02/18

ma-co

2
これで完結なのかな……人間の不可思議さを鮮やかに切り取った名作です2019/05/15

yom

1
ラッパーを悪く描かなくてちょっと安心。2023/09/02

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