内容説明
1989年パリ。20歳のアメリはヴァンサンに恋をする。だが待ち合わせの日、二人はすれ違ってしまう。再会は10年後、彼は結婚していた。彼女も家庭を築くが、人生を間違えたのではないかという思いが消えず、20歳の記憶は輝きを増す。そんな彼女の前に彼が現れ……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
20
わりとあっさりめでした。2021/04/13
スイ
17
恋愛小説、ではあるのだけど、二人を取り巻く時代の変化の描き方の方が私には面白かった。 ツールが変わり、空気が変わり、考え方が変わっていく。 その中で変わらなかったものが愛だった、というと格好いいのだけど、もう少しシビアに書かれているように思う。 変わらなかったのではなく、手に取らなかったから変わる以前のところで取り残されていたのでは。 手に取ってしまったからには、今後は全く変わらずにはいられないだろうなぁ。2021/05/11
ゆずな
16
さくっと読めるパリの男女の物語。アメリとヴァンサンが出会ってから30年の月日が流れるが、その間にテロ等社会情勢の変化やメディアの変化が淀みなく描かれている。本、電話、メール、SNS、最後はNetflixを敵視する書店主と30年の変化は大きい。アメリとヴァンサンはソウルメイトだったんだろう。魂が呼応するレベルで意識しあっていたが、それに勝るのが人生のタイミングや都合だった。2人を長く見守るパリの描写は美しすぎて、パリ要素で胸焼けしてしまうほどにパリ。フランスのラブストーリーが読みたい時には良い。2021/08/13
belle
8
~待ち合わせ~って、ぴったり会えることもあれば、待ったり、待たせたり。そこにドラマが生まれる経験は誰もが少なからずあると思う。主役の男と女が待った時間は30年。それがさらさらと過ぎて、小説は終わってしまった。二人はその後を生きるようだが。2021/04/17
チェス
5
ちょっと読みづらい。そもそも最初のすれ違いは訳分からん。2021/11/13
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