内容説明
二十年ぶりに吐月と再会を果たした久鬼玄造は、典善と九十九、そして菊地らを自宅に招いた。そこで玄造が見せたのは、はるか昔に大谷探検隊が日本に持ち帰ったキマイラの腕だった。やがて玄造の過去が明らかになる。
※本書は二〇〇一年十一月に朝日ソノラマより刊行され、二〇〇九年四月に朝日新聞出版より刊行された作品を、分冊のうえ文庫化したものが底本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむー
47
角川文庫版キマイラ13巻。物語はこの巻から九鬼玄造の若かりし’60年代の回想へと…、ここから数巻分続く過去編への序章といった位置づけなので物語的な盛り上がりは控えめではある。『よくできました』。この巻で大鳳と九鬼は出ないのに回想に入る前には菊池の変化にページが割かれるあたりもはや主役級(笑)。単なる黒幕と思われていた玄造が若かりし日には柔道の達人であった事実は先々活きてくるのだろうか。同じく若かりし雲斎も少しだけ顔を見せ。。ところで数種の輪郭と数種の顔パーツの組み合わせだけの人物紹介がえらく引っかかるなぁ2015/06/28
木村 武史
22
吐月と久鬼玄造の邂逅。九十九たちは陳岳陵が玄造と知る。九十九は吐月と一緒に久鬼邸へとおもむき、そこで玄造の過去を聞くことになる。とうとう玄造の話になって、巫炎との関係も明らかになる!?夢枕作品のあるあるなのか、過去の回想に入るとなかなか本編に帰ってこない印象があるが大丈夫かちょっと心配。2022/01/23
ぎん
8
玄造の回顧が始まるが長くなりそう。これによってある程度謎が明らかにされればいいのだが。 女を知った菊池はさらに強くなりそうな雰囲気を出しているがどうかな?2015/09/04
爺
5
現在進行形の物語は進展せず、九鬼玄造の過去回想ターン開始。ここまでは昔読んでいた記憶あり。どこに行った、キマイラ吼!2015/10/31
なつみかん
5
しかしまた九鬼玄造でこんな話をはじめちゃって、あぁ〜また終わんなくなりそだね、そこんとこどうなの、獏センセ!? (^_^; 2015/06/21
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