内容説明
時折獣に喰われる悪夢を見る以外はごく平凡な日々を送っていた美貌の高校生・大鳳吼。だが学園を支配する上級生・久鬼麗一と出会った時、その宿命が幕を開けた──。著者渾身の“生涯小説”、ついに登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白きゅま
61
【再読】夢枕獏の生涯小説。大鳳吼と久鬼麗一の二人の少年の中に潜む幻獣(キマイラ)の正体は、?一冊の中に青春、恋愛、アクション、伝奇と様々なスパイスを含んだ贅沢な夢枕獏の代表作。巻が進むにつれ、魅力的なキャラクターも沢山登場して、誰を贔屓にして読んでも十分に楽しめる不思議な魅力のある作品です(^^)/その理由は主人公達だけでなく、九十九をはじめとする、脇役達が一緒に成長するからかも知れません。ラストまで読めることを祈って、少しずつ再読していきます!最後に表紙はやっぱり天野喜孝さんがいいなぁ!13-702013/11/13
おかむー
38
角川版で復刻されたので実に10年以上ぶりに再読。まず内容よりも本自体の薄さに驚く、朝日ソノラマは紙厚かったからなぁ。『よくできました』。さすがに30年前の作品なので改訂されているところも目につくが、当時斬新だった老人である雲斎がパソコンを使いこなす部分も今じゃなんでもないことなあたり感慨深いね。しかしなにより驚くのは多少改訂されているとはいえ作品そのもののクオリティは少しも色褪せないという事実。初読当時のワクワクやゾクゾクはそのままだったことが嬉しかった。2014/02/04
不羈
33
今で云うラノベの走り。 蛇足だが冲方丁氏の愛読書でもある。 古くて新しいけど読んで損なし。読んで悔いなし。本作が現在進行形で書き続けられていることが何よりの喜び。 若人の焦燥、悲哀、渇望が詰まっている。それは多分、今も自分の中にある想いでもある。 雲斎先生のような歳の取り方をしたい。 2013/09/06
白きゅⅡ
16
【再読】夢枕獏の生涯小説。大鳳吼と久鬼麗一の、二人の少年の中に潜む幻獣(キマイラ)の正体とは?一冊のなかに、青春、恋愛、アクション、伝奇、エロスと様々なスパイスを盛り込んだ贅沢な、夢枕獏の代表作!巻が進むにつれ、魅力的なキャラクターも沢山登場して、誰を贔屓して読んでも十分に楽しめる、オススメ伝奇小説です♪また、登場人物が少しずつ成長して行く姿も作品の魅力なのかも知れません!ラストが読めることを祈って、これから少しずつ再読していきます!最後に表紙は、やっぱり天野喜孝さんがいいなぁ!13-702013/11/13
木村 武史
14
再読。二十数年ぶりに読みました。角川版で。今のところ加筆修正は感じないです。ジュブナイル小説の代表ともいえる作品で、今読んでも面白い。近々アニメ化するみたいなので、今から盛り上がっていこうと読み始めました。ストーリーは、美形の主人公の大鳳吼が自分自身の中に潜む正体不明の獣に苦しみながら、それを狙う者たちと戦う、といったもの。未だに完結を迎えることもなく、ホントに終わるのかな?この作品。2020/09/23
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