内容説明
丹沢山中で相見えた大鳳と久鬼。大鳳の眼の前で、久鬼は己のキマイラを制御してみせる。共に闘おうと差し伸べた手を拒絶された久鬼は、深雪のもとに。一方大鳳は行き場を求め、渋谷を彷徨う。怒濤の第4弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白きゅま
42
【再読】夢枕獏の生涯小説第4弾!主人公である大鳳や久鬼の描写より、九十九の成長譚の話しでした(^^)/最初はイヤな奴と思っていた坂口が少しいい奴に思えてきたり、菊地のその後が気になったりと楽しめる作品でした(^^)/自由人岩さんも登場し、今後どのような展開になるのかますます目が離せません!やはり女性キャラクターは、個人的には深雪より涼子さんの方に惹かれてしまいます♪14-702014/09/30
おかむー
31
角川版キマイラ第4巻。前巻の流れからオトナの階段をひとつのぼった九十九の登場率が高いものの、鳳×久鬼、龍王院弘×ボック、久鬼×菊池、九十九×九鬼の4バトル+妖怪・宇名月典善のヤ○ザいじめと地味に盛りだくさん。生々しいエロスとそれぞれの苦悩をじわじわと掘り下げつつも、復讐に燃える班孟の来日や自由人岩さんなど新キャラもさらに追加され、まだまだ物語としては序盤。過去何度も読んだ物語とはいえ、熱の伝わってくる格闘シーンには血がたぎるね。この角川版が初読のかたの感想も楽しみになってもきたぞ(笑)。『よくできました』2014/06/08
木村 武史
14
再読。深雪ちゃんが・・・。今回は、九十九の復活、九鬼が敵となるお話、そしてこれからのドラマを織りなす人物が登場する回でした。いやぁ、今回も主人公の大鳳吼くんは、登場は少しだけ。アニメ大丈夫かな。ちょっと心配。2020/11/06
MarsAttacks!
11
この巻も話は進みませんね!しかも新たな登場人物の登場に、あの闘いの決着はどうなったのか?気をもたせたまま次巻へとなりました。まだソノラマ文庫版で読んでいるはずなのですが、すっかり忘れていますね(笑)、新鮮な気分で読めてなかなか楽しいです。2016/12/04
なつみかん
6
まだ、この巻は九十九くんの青春だったね!2014/01/02