内容説明
拉致された織部深雪を救うため、伊豆の森へやってきた大鳳吼と九十九三蔵。そのころ、キマイラ化をコントロールせんと修行に励む久鬼麗一や、大鳳を攫おうと企む雪蓮の一族、教団から大鳳を守ろうとする雲斎などが死闘を繰り広げていた。様々な思惑が交錯する中で、大鳳は深雪を救い出すことができるのか? そして、永遠の命を手に入れたはずの“赤”の現在の姿とは――。キマイラの秘密が紐解かれる、夢枕獏の人生をかけた伝奇小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつみかん
5
いまさらなのだけれど、獏さんの語りはスルスルとページを繰っていってしまう!まとめて3巻(1000P)くらいでドンと来いだ。2025/06/02
黒蜜
1
面白かったです。まぁ、面白いんだが、そんなことより、あとがきを読んで「老いる」というのはどういうことなのか、考察せずにはおれないよ。この作品というかシリーズを書き始めた若いころの作者はどこに行ったのか。長く続けたシリーズを決着させることに恐怖を覚えてるようにしか、読めない。キマイラをめぐる組織が増えてきてさらには「赤」!マジかよ、そこで出してくる??本当に終わるのかなぁ。ライオン仮面のエピソードを思い出すわ。あぁ雲斎と典膳のエピソードは直前に『龍の紋章』を読んでいたから、そこは二ヤリとした。2025/07/03
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