内容説明
ついに環状壁の内側で《眠り死病》が発生、時を同じくして王位を巡り対立する貴族が原因不明のまま死亡する例が続出――王都は混迷を極めていた。サージルとアレクも暗殺者に狙われ撃退するも、誰の差し金かわからない。ついに友人までもが病に倒れた。一刻を争う状況で治療の手がかりを探る二人は、貧民街に出没する謎の連中、《カラス》の存在を突き止めるが……。リーミニー・キャットの王都の冒険、終幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月華
7
黒幕がわかっているため、読んでいてはらはらしました。一巻から読み返すと、気づかなかった伏線がいろいろありそうだと思いました。私の中のクライアの印象は、「わたくし」という一人称のせいか、たおやかな女性のイメージでしたが、改めて考えると戦の中で生き生きとする人なのかな、と思いました。女王の最期がかなりあっけない印象を持ちました。病のほうに主軸が来て陰謀の方は流されてしまった気がします。セロが大活躍でした。最終巻のあらすじがちらりと出て刊行予定はまだないとのこと。ここまで出版されたからには最後まで読みたいです。2015/06/07
しるるん
6
ナイトランナーついに読破しました! 魔術あり冒険あり陰謀ありでもうお腹いっぱいです。 日本ではこれ以上翻訳されいないようですが 原作は完結しているようなので 刊行されるのを待つとしますか^_^2016/11/02
浮草
5
大団円。陰謀に関わる人も無辜の民も沢山殺されたが。敵が多方面にいて、綱渡りの偵察活動。一応これで終わりと思っていたら後書きに原作は続編ありとのこと。翻訳されるのを楽しみに待ちます。一番かわったのはセロだなぁ。2016/11/25
つかさ
4
今回の件にやっとマイカムが絡んできました。マイカム、サージル、アレクの3人が読んでいて落ち着きます。まあそのせいで、色々あるのですが。。。アトレの幕引きはちょっと呆気なかったような気がしなくもないですが、個人的にはすっきりしたので満足です。そして、原著のほうが昨年完結したのですね。これは、是非最後まで日本国訳で読みたいです!なのでファンレターをと思うのですが、編集部宛でいいのかしら?2015/06/07
海星梨
2
セロ……ついに……よかったね……ってのと、私は監視者に向いてないな?バタリっていう展開に笑いました。塔からでちゃダメだね。伴侶と弟子を得て彼はどうなるのやら。サージルとアレクの間に変化はあんまりないだろうから、セロが気になります。フォリアはお前が死なないと大団円にならないから殺されたんじゃねーのと感じつつ。魂の棺後半は貴族としてどうこうって活動が少なくなってマイカムと合流したのは(展開はどうあれ)嬉しかったなー。マイカムいないとナイトランナーとしてまとまらない感じする。2016/12/02