江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(7) 地底の魔術王(ポプラ文庫クラシック)

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江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(7) 地底の魔術王(ポプラ文庫クラシック)

  • 著者名:江戸川乱歩【著】
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • ポプラ社(2015/06発売)
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  • ISBN:9784591108710

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内容説明

天野勇一少年の前に「魔法博士」を自称する奇妙な男が現れ、少年の目の前で空中からバットやボールを取り出してみせる。後日天野少年は、少年探偵団の小林団長と共に、魔法博士の住む洋館を訪ねる。しかし、博士の行なう魔術ショーの途中で、天野少年は博士とともに姿を消してしまう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

68
少年探偵シリーズ第7弾。〔再読〕他では「虎の牙」というタイトル。魔法博士という怪しい男が現れ、少年探偵の仲間を誘拐する。少年を追って、小林少年や明智小五郎が活躍する定番のストーリー。しかし本作の魔法博士は、いったい何の犯罪を企んでいたのかハッキリしない。詰まるところ、明智小五郎への挑戦という事なのだろう。現在こうした少年たちを、怖がらせワクワクさせる役割を果しているのは、何だろうと考える。少年たちは本シリーズを読んで、夢を描き社会に対して緊張感を覚えた。その想いは大人になっても、良い感覚として残っている。2016/11/13

buluma

27
今作には、珍しく大笑いした場面があった。と言っても乱歩が意図したものではないだろう。魔法博士が、小林少年と○○を監禁して、それぞれの部屋へマイクを通じて話しかける際、Aの部屋へ「ワハハハ、どうだね小林くん」の後に、Bの部屋へ「ワハハハ、○○さんお目覚めのようですね」と冒頭に必ず笑い声から始める律儀なところに、何故か吹き出してしまった。明智と魔法博士の種明かし合戦は読み応え十分。とても敵対しているとは思えない仲睦まじい光景に自然とニヤついた顔になった。文代さんが活躍する「吸血鬼」という作品も読んでみたいです2017/10/19

Yu。

26
今回は(珍しく)金銀財宝ではなく“ある人物”を何がなんでも誘拐したいという黒幕の熱い野望が描かれるストーリー。。一体誰が?誰を?なにゆえに?は今更いうまでもないですね(๑¯ω¯๑) ‥ちなみにトリックネタは『青銅の魔人』『黄金豹』でも愉しめる。2017/06/08

みっぴー

24
今回は、なんと言っても虎です。虎大活躍。本物の虎、本物じゃない虎、本物か偽物か分からない虎、タイガースファンは、テンション上がるかもしれません。内容はいつもと若干調子が違う風に感じました。敵方が攻撃的な調子ではなく、見て見てすごいでしょ?と、自分の技を披露したくてしょうがない、マジック覚えたての子供のように純粋な感じがしました。明智探偵が登場するので、結果的には悪役となってしまう、いつものオチですが(>_<)それにしても、表紙のインパクトが凄い。。。2017/05/18

ぴかりん

17
Kindleにて。基本、明智小五郎+小林・少年探偵団対二十面相の構図は変わらないから、続けて読むと飽きがきますが、ある程度間隔を開けて読むとやはりこのシリーズは面白い!今回の二十面相は魔術王となって大活躍(笑)。明智小五郎の活躍はラスト付近からで、小林くんや少年探偵団たちが中心のお話でしたが、実に楽しい読書ができました♪2016/06/13

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