江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(5) 青銅の魔人(ポプラ文庫クラシック)

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江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(5) 青銅の魔人(ポプラ文庫クラシック)

  • 著者名:江戸川乱歩【著】
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • ポプラ社(2015/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784591106235

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内容説明

真夜中の時計店を襲った時計泥棒は、青銅でできた機械人間だった!?月光に照らされたのは、三日月形に裂けた口をもつ金属の顔。からだの中からは、ギリギリという歯車の音が響く。名探偵明智小五郎に、小林少年が新しく結成した「チンピラ別働隊」が神出鬼没の魔人を追う。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

121
★★★★★ 【子供目線レビュー】 謎の青銅魔人が時計を盗みまくる。 しかしいかに子供とはいえ大仏みたいな魔人はあまり怖くなかった! 豆魔人に至ってはもう可愛さしかない(笑) しかし終盤に明かされる魔人の正体は、疑いを知らない子供にとってかなりの衝撃となるはず! 魔人消失の謎は非現実的で陳腐なものではあるが、さすがに10歳程度の子供であれば、この話の登場人物達と同様に「あっ!」と叫んでびっくりするかもしれない。2020/01/24

セウテス

72
少年探偵シリーズ第5弾〔再読〕この作品より戦後になっての物語となります。大人が読むと、あまりにも穴が開きすぎな様に感じますが、小学生などにピンポイントで話しかけている作品なのです。私も当時、道を歩いていて、機械の音が聞こえるたびにドキリとし、魔人が居るのではと怖くなったものです。真夜中、銀座和光の時計が2時をつげ、人のいない大通りに魔人の影が・・・。今やこんな情景はお目にかかれません、3時であろうと車や人はいるのですから。今にして考えると子供の時分の恐い体験は、人生に必要不可欠だったのではと感じています。2016/02/12

みっぴー

44
機械人間、怖かったです。キリキリ音を出すのがまた…夜の銀座に青銅で出来た機械人間。冒頭から読ませます。そして小林少年と言えば猿ぐつわが定着しつつあります。何度もさらわれます。どうせ助かるのに、何故かいちいち心配してしまうのです。。。上手いなぁ乱歩。次々トリックを暴いていく安定の明智探偵ですが、ふりでもいいから、もう少し悩んであげて(>_<)今回も面白かったです!2017/05/17

Yu。

32
ギリギリ‥ギリギリ‥と真夜中に不気味な機械音を発し、時計という時計を掻っ攫う恐ろしき青銅の姿に身を包んだ者による奇怪な犯行の先にあるものとは。。。明智探偵&小林少年率いる少年探偵団、ともうひとつの精鋭 “チンピラ別働隊”の発足・大活躍が愉しめるという追走劇。いつも箸休め的に手を出してるのだが気づけば毎回ニンマリ顔にさせられるわたしは子供!?((๑´艸`๑))2016/05/08

としP

27
トリックどうのこうのよりも、空気感が好き。小林少年が地下から脱出する際のハラハラ感。最後に明智探偵が犯人を追う際のドキドキ感。作者の江戸川乱歩は、読者のページをめくる手を止めさせない!2017/06/12

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