ビッグコミックス<br> フイチン再見!(4)

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ビッグコミックス
フイチン再見!(4)

  • 著者名:村上もとか【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 小学館(2015/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091867605

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内容説明

「世間知らずのお嬢さんに漫画は描けない。働いて世間を知りなさい」漫画家・近藤日出造に言われ、満州で働き始めた上田としこ。時代は戦争真っ只中。女が一人、社会で働くことの様々な困難に直面する。
「言わずにはいられない女」としこは、戦時下の会社組織とは勿論、同じ女同士とも衝突する。
そして1945年8月15日、戦争が終わる。日本敗戦───。
だが、満州における日本人の本当の“戦い”は、ここから始まるのだった…!
上田としこの運命は果たして!?
時代の暗さと空の美しさの両面を描破する第4集!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジロリン

13
発売日に買って、読んでたのに感想をアップするの忘れてた…な~んか主人公にとって、戦争が「切実なもの」に感じられない筋運び(作者はわざと悲惨な描写を避けているのでしょうか)に、妙な反発を覚えてしまう。そのため、せっかくの主人公の熱意や行動力が「しょせんお嬢様のお遊び」に見えてしまい、どうも物語にのめり込めない。でも、というか、だから開拓少年団とのやり取りが、とても感動的だったのだろうか。2015/02/04

ギンジ

10
現実的な戦争の話はやはり怖い。目を背けたいけど、知らなければいけない史実。上田としこさんと、満州開拓青年義勇隊の少年たちとのエピソードには、何とも胸の詰まる思いになりました。戦後70年、体験者が高齢化してゆく中、記録にとどめ多くの人に伝える手段として、こういった漫画は重要な役割を担う気がします。が、思い出して話すのもとても辛い作業でしょうね。2015/07/29

テイネハイランド

9
図書館本。全10巻シリーズの4巻目。物語で扱われている時代は昭和18年(1943)秋~昭和21年(1946)1月。戦争末期~敗戦後のハルビンが舞台。敗戦後の混乱期におけるソ連軍兵士の略奪と暴行については人によってはマイルドに描かれていると思うかもしれませんが、私はこの描写でじゅうぶん伝わるように思います。2022/09/19

pugyu

8
満鉄沿線の村をまわる厚生列車に乗ることにしたとしこ。開拓団の子供たちの無邪気さと優しさに泣けた。満州は敗戦後の方がひどい状態だったんだ。機転を利かせ避難民を助けたとしこの父もすごいね。2018/01/31

ツキノ

8
としこの母は「大いなる母性」でこの時代を戦う。としこは「漫画の心」で戦う。この時代は平和を求めるというのは無理だったのだよね。戦うことしかなかった。女性もまた。昭和20年4月、兄の紹介で満州日日新聞に就職。そして終戦。日本人難民を狙ったソ連軍兵士の略奪と暴行…2015/08/22

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