ビッグコミックス<br> フイチン再見!(3)

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ビッグコミックス
フイチン再見!(3)

  • 著者名:村上もとか【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 小学館(2014/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091863805

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内容説明

漫画家・上田としこ。1917年(大正六)生まれ、2008年(平成二〇)没。
「漫画家は屑拾いと同じだ。世の中の色々なことを拾って心に溜めておかなくちゃならない」
漫画家・近藤日出造に言われた上田としこ。
“世間知らずのお嬢さん”は屑拾いをし始める。満州の地で、女一人、働き始める。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もくもく

10
この時代の職業婦人の社会的地位ってのに思いを馳せながら読了です。それでも当時の日本のフロンティアである満州では、過去の因習にとらわれることなく、最先端の考え方で企業運営をして行こうと思っていたんだろうなぁ。そんな地で育った「とし子」だからこそ、自立する職業婦人を目指すことができるような気がします。早く続きが出ないかな~2014/11/03

ジロリン

10
なかなかマンガ家物語が始まりませんね。職場での活躍を描くなど「上田とし子」というマンガ家(に将来はなる)人間が、いかに形成されていったかを丁寧に描いてる段階というところでしょうか。そこここに暗い影を落としてはいるものの、主人公を取り巻く世界にはまだまだ戦争は遠いところの話のようです。まさかこのまま終戦ということはないでしょうね。いや、ヒトの不幸を望んでるわけじゃありませんが(笑)2014/08/31

テイネハイランド

8
図書館本。全10巻シリーズの3巻目。物語で描かれている時代は昭和17年(1942)6月~昭和18年(1943)6月頃。漫画家修行を一時中断し父の住む満州国・ハルビンに戻ったヒロイン(上田敏子)。本巻では彼女が父のコネで南満州鉄道ハルビン支局で働く様子が描かれています。2022/09/18

Mc6ρ助

7
高橋源一郎さん「これは、アレだな」で紹介されていて、たまたま漫画アプリの期間限定無料公開でここまで読む。「フイチンさん」を書いた上田としこ大姉の伝記を村上もとかさんが綴る。これではこのあとを追いかけざるをえまい!2022/08/12

ツキノ

7
としこ、ハルピンに「帰国」。ハンガーストライキの末、ハルピン鉄道局に就職。「逃げるのは嫌い、突貫だー!」そして「励まし漫画」わたしの漫画はこれだ!と気づく。それはやはり外に出て勤めをしたからこそたどり着いた道なんだよね。2015/08/22

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