ビッグコミックス<br> フイチン再見!(6)

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ビッグコミックス
フイチン再見!(6)

  • 著者名:村上もとか【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 小学館(2015/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091873460

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内容説明

1946年(昭和21)11月、
上田としこ一家は父を満州に残して日本へ引き揚げた。
日本は敗戦から一年以上経っていたが、
としこの“戦後”はまだ始まってもいないのだった。
生きていくために姉・康子はしんちゅうぐんのデパートに職を得、
としこはGHQの民間教育情報局で働き始める。
つまり敵国で働くのだ。
日本、女、漫画……全部やり直し!の第6集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジロリン

16
とし子が、採用面接のGHQの女上司に切る啖呵に痺れる。そしてその真っすぐな強さは、占領軍に尻尾を振る日本人の男たちにも向けられる。朝ドラにしたら映えるような場面満載w どんな時にも前向きで元気な主人公が、「マンガ家としてやっていく自信がない」と嘆く下りのさりげなさは、「マンガ家マンガ」にしたくない(と、想像している)作者の、意図的なものなのでしょう。そのくせ、オビで終戦時の手塚治虫の年齢に触れるのは、どういう意味があるのか…次巻は突然の結婚話の顛末がメインのようだし、その辺の解明はまだまだ先か。2015/12/12

またおやぢ

13
大陸から帰国し、父と兄の帰国を信じてを待ちながら始まった戦後生活。漫画を描けることの喜びと、愛する人々の訃報に落涙しつつも、世の中を駆け抜ける女性の清清しさを感じる。この女性には幸せになってもらいたいと、切に願うシリーズ第6巻。2016/03/25

gelatin

13
★★★ そもそもこれを読むために上田とし子の『フイチンさん』復刻版を買ったのに、そっちの方が素晴らしくてこの連載の感想を書くのを忘れていたのでした。この漫画では上田とし子がまるでNHKの朝ドラのヒロインみたいな描かれっぷりで、ある種のステレオタイプな女性像だなぁと思ってしまうのです。『フイチンさん』をよんだ方が上田とし子自身についてはよくわかる。でも描かれた時代背景なども知りたいので読み続けてますが。早く『フイチンさん』を描き始めないかな~。2015/12/04

ツキノ

10
終戦。上田一家の女性陣はたくましい。トシ子が働くことになったCIEのベイカー女史がいい味出している。次巻もたのしみ。2016/02/01

テイネハイランド

7
図書館本。全10巻シリーズの6巻目。物語で扱われている時代は昭和21年(1946)10月末~昭和25(1950)夏。日本に戻ってからの日常。ヒロイン上田敏子は、昼間はGHQのCIE(民間情報教育局)で働きながら夜は家で雑誌用の挿絵やマンガを描く忙しい日々を過ごします。テンポがとてもよいマンガでこの巻も楽しく読めました。2022/10/01

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