内容説明
ドラゴンゾンビの始末を終えた尚文、ラフタリア、フィーロの一行は、クラスアップのため『龍刻の砂時計』へと向かうことに。だがそこで、尚文はまたもや蔑(さげす)みの言葉を浴びせられることになる。「盾の勇者のクラスアップは不可能」という、王直々の指令が下っていたのだ。「なんで俺だけ……!?」不屈の意志で別の国へと向かう尚文だったが、折も折、そこで『第三の波』が起こってしまう。さらには第二王女と呼ばれる少女がついてきてしまい、「誘拐犯」の指名手配までされる始末。国から追われる身となった尚文の運命は如何に……!? 邪魔するものは排除する! どんな障害も己の力で乗り越えていく、不屈の成り上がりファンタジー第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
43
第三回の波が近づく中、またも王たちからの嫌がらせ。クラスアップ拒否とか。他の勇者の尻拭いなんかからも、尚文たちは何かを得る。まだまだ尚文の人間不信は拗れたままだが、家族を守る為にという強い意志が、実力を跳ね上げていく。グラスという脅威に立ち向かえたのは尚文だけ、他の勇者たちのゲーム感覚が段々足を引っ張ってきたなぁ。そして尚文一行は、とうとう王女誘拐犯人に。まだまだ逆境は続くなぁ。2019/07/18
(*'ω' *)@k_s
25
購入本~“小説家になろう”から書籍化された異世界転生もの。蔑まされ続ける盾の勇者尚文、他の勇者の尻拭いをしながら善行を重ね「悪魔」と「聖人」2つの異名を持つことに…妙に似合ってますけど(笑)この世界の禍の元凶でもある“波”も3回目、異世界のモンスターだけでなく、屈強の異世界人グラスも現れ、尚文達は辛くもグラスを退ける。第2王女マルティとの出会い、ある宗教の存在と盾が軽視される真相。面白くなってきました✨2023/06/14
こも 零細企業営業
24
再読。波へ2回目の挑戦。この時から他の勇者達は雑魚扱い。元々がゲーム知識のみで活躍してた連中だからシナリオが違えば行き詰まる。波のボスを倒した後にグラスが登場したんだった。それにも何とか喰らいつけたのは盾のみ。その後はメルティーが登場して、姉のヴィチが彼女の暗殺を企て、その濡れ衣を盾に被せて国を挙げての大捕物になると思いきや、災悪や普段の行商で世話になった連中やその縁者は盾を庇う。 外伝はメルティーの独白なんだが、、クズはこの時でも戦術には凄まじい才能を発揮しているのが意外だった。2020/04/12
こも 零細企業営業
16
2度目の波。尚文は城の兵士を仲間にして波の戦場に召喚された直後は周辺の村を護衛していた。でもいつまで経っても波が終わらない。この時から他の勇者達が弱い事が発覚。ゲーム知識を利用して攻略してるつもりが戦力の強化が足りず2度目の波のボスですら倒せなかった。そして尚文が参戦してカースシリーズで尚文がボスを倒すが、そこに別世界の勇者、グラスが勇者達に襲いかかる。剣、弓、槍はあっという間に戦力外。そのグラスを辛うじて退却させたのも尚文だった。コレにより三勇者の株価は暴落、盾の勇者の株は高騰する。2021/06/06
彩灯尋
9
(漫画4〜5巻)あまりの理不尽さにだんだんイライラしてきたところで、盾の嫌われる理由が判明。にしても、あまりの扱いだと思うんだけど。敵云々よりもまず味方(味方ではない)の勇者をどうにかしてほしい。メルティのツイン幼女な見た目大好き。姉の方は嫌いだけども。2023/05/06