内容説明
謎の現象に巻き込まれ、村ごと過去の世界に飛ばされてしまった、盾の勇者である尚文とその一行。
過去の盾の勇者である守と協力関係を結ぶ尚文だったが、その言動から守のことをイマイチ信用できずにいた。
そんなある日、尚文は守が保護している遺児の一人から、夜中に呼び出される。
案内されたのは、シルトラン城の隠されていた地下室だった。
「ここは一体何の施設なんだ?」
過去の盾の勇者、守が自ら保護していた遺児たちを集めて行っていたこととは……!?
異世界成り上がりファンタジー第二十一弾、登場!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Comit
28
購入本~盾の勇者の異世界リベンジファンタジー第21弾。神を僭称するものの策略?で、過去の世界に村ごとタイムリープしてしまった尚文一行。先代の盾の勇者達と出会い、クロウテンやシルトヴェルトの成り立ちが、少しずつ判明。フィロリアル~wああ、なるほど、現代で起きることの原点がここにあるのね🤭そう思えば、尚文達が過去に来ることも時代の流れの一部に組み込まれている気がします。次はいよいよ最終巻、まだまだ一緒に旅はしたいけど、仕方ない😅2023/10/17
こも 旧柏バカ一代
23
過去の盾の勇者はカースシリーズに侵されており、人体実験のような事をしていた。その結果が獣人種の4種。さらにフィロリアル種の秘密も判る。副産物として、未来の盾の勇者の使い魔、ラフ種が・・トンデモ種族になってしまったwwさらにキールくんはカッコよくなったつもりが、、、愛玩動物度が抜けない形になってしまう。ケルベロスならぬ「けるべろす」状態。世界的には背後関係がうっすらと見えてきた。自身を神と名乗る連中、、それに対抗する0シリーズ。異世界、過去と盛大に世界を拡げたが、どうやって終わりに導くのだろうか?2020/05/02
こも 旧柏バカ一代
7
ラフ種が万能すぎw。キールくんの「けるべろす」化もホッコリ。ただ、トラウマは可哀想だな‥ とにかく、WEB版とは全く違う話になってる。2019/04/13
さとうはるみ
4
口は悪いが行動はどこまでも優しい主人公。突然、過去の時代に飛ばされても腐ることなく状況把握と現状打開の方法を模索できる主人公はすごいの一言。樺沢紫苑さんはできることをできる限りやるのが大事とyoutubeで述べられていたが彼はまさにその通りの行動をしている。こういう非常時に主人公を中心に結束して現代に戻ろうと前向きに行動できるこの信頼関係とチームワークの良さには驚き。当たり前のようにそれが起こりやれやれと思いながら自然とそうなっていく流れには呆然とする。どうするとこうなるんだろうと?2023/08/18
eucalmelon
3
ホルンは天才なんだろうな。自分が作っているものの結果を先に見せられるのは面白くないだろう。推理小説を読んでいる途中で結末を教えられるようなものか‥。品種改良を仲間を使ってやっているようなものだから、倫理的な問題はあるものの、結果を出すためには手段は選ばん!とやっているんだろう。ただ、守が抱く心の相克までは守一人ではいかんともしがたいだろう。尚文がナタリアに勇者の心のケアを提案するのは当然で、これはかなりの名案だと思う。2021/01/04