内容説明
「何故、酒井大老は貴藩を疎まれるのか」幕閣の一員である太田摂津守の用人が洩らした一言は、意表を衝く問いであった。越前大野藩江戸留守居役松田与左衛門と御耳役落合勘兵衛は、藩を囲繞(いにょう)する陰謀の源を探るべく、それ迄の経緯を綿密に検証し始めたが…。そんな折、女を襲う髪切り事件が発生。それが新たな闘いの始まりとなった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さらちゃん
2
因縁がこんな形で。半分が振り返り。飽きてきたけど、あと二つ。 星二つ2018/04/29
yamato
2
え?それでいいの?と思ったラスト10ページ2013/05/28
ひさか
1
今回の御耳役勘兵衛のかかわる新事件は、小スケールなお話でしたが、前巻までのお話が、この巻で進展や解決をしまして、まぁ無難なお話展開の巻なのだと思います。頑張れ勘兵衛、もっと大きな事件に挑んで下さい。2013/07/07
いえのぶ
0
越前大前藩の江戸留守居役の下で働く勘兵衛。前作で結婚していきなり落ち着きがでている。留守居役見習い的な交渉と調査する探索がいきなり上手になっていてちょっと不自然。シリーズ名の「無茶の」が出てこなくなってしまった。2013/11/01