内容説明
北町奉行所吟味方与力・彦坂新十郎がたばねる同心衆「鬼彦組」。中西派一刀流の達人「倉田佐之助」、検死の達人「屍視の彦兵衛」、普段は温和な「仏の旦那」、常にぶつぶつ「ぼやきの源さん」など、個性豊かな同心たちが、難解な事件を解決する。日本橋にある呉服屋「福田屋」の手代が自殺にみせかけて殺された。さらに数日後、今度は番頭らが辻斬りにあう。次第に犯人を追いつめていく鬼彦組だが……。シリーズ第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
30
八丁堀吟味帳「鬼彦組」第2巻 このシリーズ鳥羽作品にしては何か物足りないな~。鬼彦組の利根崎新八、高岡弥太郎、田上与四郎の三名の特色と活躍があまりないのと、黒幕に行きつかない、最後には解決するとは思うがスッキリしない感が重なってくる。2013/10/17
ぶんぶん
12
【図書館】鳥羽亮の別シリーズという事で借りて来た。 なんか、鬼平と八丁堀の七人を意識したシリーズ名。 与力が捜査権を駆使するという架空の話。 組織が大がかりの割に、やる事は単独捜査と変わらない。 鬼平、人気にあやかったか。 単なる自殺殺人と思われた事件が、御用達を巡る幕閣まで連なり大事件に、果たして黒幕のあぶり出しに成功するのか・・・ 第2弾から手にしてしまったが(1巻が貸し出し中だった)捕り物帳なら大丈夫と思ってます。 さて、どのようなシリーズになるか楽しみです。2020/02/11
高橋 (犬塚)裕道
6
星3。まあまあ面白いのだが、文章が説明くさくてちょっと閉口する。この先はもう読まなくても良いかな。2017/03/19
あかんべ
5
真の悪役までには、手が届かず。という多作の鳥羽作品にはめずらしいパターン2012/06/08
タカシ
4
鬼彦組第2巻。呉服屋の手代と番頭が次々と殺された。鬼彦組は、聞き込みで犯人達を探していくが…。1巻目に続き背後に御側衆の大久保が、今後このシリーズの巨大な敵となるのかな。次巻も期待。2015/02/13