内容説明
先頃江戸を荒らしまわった千住小僧を追っていた北町奉行所同心が、暗殺された。手がかりは「闇小町」という名前だけだ。例繰方の宮林が記録を手繰ると、そこに意外な真実が隠されていた。いよいよ北町奉行所捜査班「鬼彦組」が動き出す。だが、闇の奥にもあった親子の情が行く手を阻むのだった。鳥羽亮の大人気書き下ろし小説シリーズ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
55
八丁堀吟味帳「鬼彦組」 謎小町6巻。今回は倉田左之助さんの剣が冴え活躍の巻でした、それにしても鬼彦組結束が固いね。新十郎さんの嫁の話は進展せずか~、少し物足りない感あり。 2014/05/23
タカシ
4
千住小僧を追っていた同心が殺された。鬼彦組が探索すると過去の盗賊目黒の甚兵衛と闇小町の名前が…。闇小町が逃げたけど、このあと出てくるのかな。次巻も期待。2015/03/23
zuccalove
2
小町はどこへ? 謎のまま。 倉田さんの妹さんとの仲が、どうなるのかも気になります。2018/04/15
Masayoshi Arakawa
2
20141213360 ひさしぶり?の鳥羽さん。相変わらずのワンパターがなつかしい。 関連地図が差し込まれているのはほんとありがたいことです。2014/12/12
まこ
2
タイトルにもなっている、事件の核となる「謎小町」(作中では闇小町)ことお京が本文中では全く出てこない。同心暗殺や盗賊団の仲間割れの原因にもなってるのにだ。それだけ得体のしれない、鬼彦組やお仲間の盗賊さえも翻弄する謎の存在としてブレずに描いたのはすごいとしか。鬼彦組の結束も仲間が書けた穴を埋める形であらわされているのがいいね2014/06/24