内容説明
鳥羽亮の大人気書き下ろしシリーズ「鬼彦組」第7弾! 裕福な商家を狙い、幕府の御用を騙って戸を開けさせ、残忍な強盗殺人をはたらく「御用党」。江戸の町に次々と被害が出るなかで、気心の知れた同心たちを率いる彦坂新十郎は、奉行・榊原から特命を受けて捜査にあたることになった。鬼彦組は犯人を追いつめるが、彼らは卑劣な手に打ってでた――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
73
八丁堀吟味帳「鬼彦組」 心変り7巻。今回は鬼彦組に横槍を入れてくる同心は居らず、強盗の一団御用党と鬼彦組の真向勝負で面白かった彦坂新十郎さんと、さちの恋は成就せず、ちょつと残念でしたがまた次巻を楽しみにです。2014/09/29
あかんべ
9
めずらしく振られる新十郎。さちさんのためには、それがいいのかも。この先嫁をとっても怪我をするたびさちさんの世話になるのかと思うと、ちょっと切ない。2014/10/20
いつでも母さん
8
『鬼彦組』シリーズ7弾!さちさんと結ばれるかと思いきや・・そうきたか~さちさんの凛とした感じが好きだった。が、この先もお仕事絡みで関わりあって行くのだろうなお二人は。それが良いよ(笑)しかし、今回はなかなかの剣豪もので面白かった。梅田藩の敵討ちを成就させてやるあたりが心憎いよ、新十郎。さすがは鳥羽作家って感じで読了。次回も期待してしまう。2014/10/26
タカシ
6
商家を襲う御用党を捜査する鬼彦組。新十郎は敵に斬られて怪我をしてさちが治療する。しかしさちが敵にさらわれ…。御用党との闘いよりさちとの恋愛が気になりました。次巻も期待。2015/03/29
まこ
5
読んだシリーズが偏ってたからかもしれないけど、この方の書く話って前半がワンパターンだよね。だから後半のひねりがおもしろいんだけど。今回もそんな感じで、さちさん人質事件とか藩の内紛とかハラハラした。彦坂の旦那の恋はどうなってしまうのか、「心変わり」ってタイトルが意味深。2014/10/17