ＩＳ（１６）

著者名：六花チヨ【著】

講談社（2011/12発売）

• ISBN：9784063407532

内容説明

IS（インターセクシャル）の春（ハル）は、子供の頃からの夢――自分のケーキ店オープンを控え、スタッフとの絆（きずな）を築いていた。一方そのころ、「身体のつながりなしに、愛しあうことはできるのか？」という命題を胸に秘めた伊吹（いぶき）が、春の前に現れて……!?　二人の恋も人生も、涙いっぱいの急展開!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[匠]

働いていた洋菓子店の支店とはいえ店長を任された春の喜びと希望とは裏腹に、またもや心無い中傷。でもそんな春をしっかり支えてくれる高校時代の友人達が心強い。一方、伊吹も福祉施設に通う中、下半身不随になった男性とその奥さんとの出会いから気づかされることがあったりで、じわじわと心理描写が細かく描かれる中、少しずつ前に進む感じがなかなか良かった。春と伊吹は本心を伝えないままでも充分、心の深いところで結ばれているのがわかってあたたかい。でも、このままじゃもう無理、だよね。答えを出さないと・・

2013/04/05

[kinoko]

3.5

2012/08/02

[日奈月 侑子]

伊吹と気になるところで次に続く…。そして次が最終巻という…早かった。　でもって…。春の引越し云々で受けたショックで私が言いたかった事は、みゆが全部言ってくれました。本当に、言ってくれて有難う。　視点的には今まで読んだ中で、みゆが一番自分が共感できるキャラなんだと思いました。荒んでた時期も含めて。　もう一人、凄くわかる、頑張れ…!って思ったのは、望田君でした。ガラクタって呼ばれて、人からも諦められてるような自分を受け入れて、真っ直ぐ見てくれる人は、それだけで救いになる。　氷室先生はやっぱ格好良いなあ。

[YUU]

オープン！「春には人生丸ごと幸せになってほしい」

2011/09/28

[おかか]

いい加減、春に試練を与えるのはやめてくれ、と思っていたら17巻が最終巻のよう！きっと、曖昧な感じで終わるんだろうな…。

2009/06/30