IS(5)

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IS(5)

  • 著者名:六花チヨ【著】
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063405842

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内容説明

ドラマ、急展開!! 男女両方の器官を持って生まれた、IS(インターセクシャル)の春(ハル)。志向は男子、だけど身体は女性化が進行中。両想いの相手・伊吹(いぶき)には事実を告げられないけれど、本当の望みは「ISを隠さず生きる」こと……。二人が淡き恋につつまれていく一方で、「理解なき家」に育ったIS仲間・美和子(みわこ)は、「ISのままでは愛されない!」と思い詰める。そして、なんと伊吹に「春の秘密」を……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

22
美和子の家と春の家の対比で、何が大切なのかがわかりやすい。「子どもの幸せを思って」なんてよく聞く言葉だけど、こういう事情の場合、その真意は世間体を気にしてのエゴだったりすることが多い。春の決意を応援する母親や友人達が素敵だった。だけど、身体の変化と自認している性のズレ、ホルモンバランスによる影響で生じるさまざまな症状がさらに追い討ちをかけること、将来的なこと・・どんなに周囲からの理解があっても、突きつけられる現実がさらに待っているはずだ。10代の春はまだ知らない。これからだ、何もかも。2013/04/03

チューリップ

4
春や美和子の苦しさも描写しつつ春の妹の秋視点の話で家族側の苦悩みたいなのも描写されていて良かったな。嫌いじゃないけどどうしてって気持ちがあって、周囲にきちんと理解されなくて誤解される苦悩も同じように抱いている。春は理解みんなに理解されるのは難しいと分かりながらも分かってもらおうと一歩ずつ進んでいるのが強いなと感じる。2021/12/19

ルキシュ

4
伊吹との関係が切ない。人生経験をもっとお互いに積めば、違う道もあるかもしれないなぁと思いました。高校という狭い世界では難しいよね。 ISということをオープンにする悩み。2015/04/21

明那

4
やっと5巻購入。美和子さんのお母さんの気持ち分かる…そうだよね。美和子さんを幸せにしたいからこその考えなんだよね。そして、伊吹との別れ…切なかった!妹の秋ちゃんの話も良かった。2012/05/16

日奈月 侑子

3
世間体とか、外の世界でどういう扱いを受けるから、とか…そういう理由は置いておいても。美和子は単純に親に「有りの儘の自分」を愛してほしいと思ってるだけなんじゃないかと思う。親御さんは親御さんで、多分子供の未来も含めて案じた結果ああなってるんだと思うと…すれ違ってるのが切ない。 本当に宇佐美ちゃん良いなあ…身近に居てほしいタイプの子だと思う。春の感情の機微をちゃんと感じ取ってくれるのとか。 「男に媚びないこと、女にかっこつけないとこ、かっこいいと思った」って言ってくれた子も好きです。 レオン徹底して良い奴。

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