チェーザレ(5) 破壊の創造者

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チェーザレ(5) 破壊の創造者

  • 著者名:惣領冬実【著】/原基晶【監】
  • 価格 ¥827(本体¥752)
  • 講談社(2011/12発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063755237

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内容説明

チェーザレ暗殺を命じられた刺客がピサに潜伏した。黒幕を探るチェーザレは、祭りの喧騒の中、自らの命を餌に危険な賭けに出る。一方大学ではボルジア家の宿敵一派、フランス貴族のバリュー兄弟が帰還し、十字軍を模した大規模な騎馬試合が開かれることに。政治、復讐、野心が入り交じり、熱き戦闘が始まる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

55
学生たちの騎馬戦が中心。本当に馬に乗っての騎馬戦だから、日本の運動会の騎馬戦を彼らが 見たらどう思うだろうか。ロンバルディア騎士団が気になった。また、サラディーンとリチャード獅子心王との戦いをもっとよく知りたい。こうして、興味はひろがり、よみたい本は増えていく…。2014/12/28

mocha

51
アンジェロとふたり、護衛の目をくらまして初めて庶民の祭りを経験したチェーザレ。若者らしい楽しいひとときも束の間、またも刺客に襲われる。ミゲルとアンジェロ、二人がその名の通り守護天使のようにチェーザレに付き従う姿が麗しい。2021/01/20

星落秋風五丈原

42
「お前の身に何かあったら奴ら(護衛)はどうなると思う?おまえの命はすでにおまえだけの物ではない  俺達の未来は全ておまえと共にある おまえは本当にその事を理解しているのか?」 いつになく強い口調で言うミゲルに対してチェーザレは 「おまえ達が私を選んだのなら おまえ達が私に殉ずるのも当然というものだろう?」 と何でもない風に言い放つが、後にアンジェロに 「命はひとつしかないのですよ しかもそのチェーザレ様のお命にはスペイン団全ての命がかかっているのですから」 と説教された時にはもうすこしマシな反応をする。2018/12/26

ベル@bell-zou

34
【再読】祭りで出会ったお針子女子たちをあっという間に虜にするチェーザレ。なんというか…血は争えない。笑。自らを囮に刺客をあぶり出す恐ろしいほどの自信。学内対抗模擬戦の迫力。実戦さながらの駆け引きと戦術。フランスのアンリとの死闘は痛み分け。チェーザレの後ろ姿が寂しい。束の間の青春。〈メモ〉ピサ大学の講義の様子はほぼ現代と変わらない。この頃の日本はといえば、鎌倉〜戦国時代。2019/07/02

ケイ

26
試合前のラファエーレの笑みがぞっとする。戦いの馬を操るシーンは見事。昨年、スペインをあちこち訪ねて、レコンキスタについてよく勉強したので、アラゴン家、コロンブスなど馴染深いものがあったが、まさか同時期にイタリアでこんなことが起こっていたとは。第一次、二次対戦であっさりとドイツに負けたフランスとここでのイメージがあまりに違うのに驚く2012/07/17

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