チェーザレ(6) 破壊の創造者

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チェーザレ(6) 破壊の創造者

  • ISBN:9784063756043

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内容説明

「チェーザレ様 私が死んだらチェーザレ様の手で葬儀を挙げてくださいますか」「おまえは死なない」「死なせはしない」広場では模擬戦の祝勝会が開かれていた。学生時代最後の思い出に仲間と興じるチェーザレ。その頃アンジェロは真犯人の痕跡を見つける。夜の闇は潜伏者たちの影を隠すのか、それともかすかな月明かりが真実を照らすのか。そして、友との間を永遠に分かつ一撃が振り下ろされた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

61
裏切り者にまさか彼がいたとは驚いた。フィオレンティーナ団にばかりそんな者がいるなんて。チェーザレが狙われたことで、父ロドリーゴは怒り、彼の政敵ジュリアーノとの間もさらに緊張が高まる。2014/12/28

星落秋風五丈原

52
本巻ではチェーザレの弟でボルジア家の三男にあたるホアンの少年になった姿が初登場。「乗馬に剣技に闘技 あんなものに夢中になれるなんて私には到底理解できません」 と言い放ち、渦中に飛び込んでゆくチェーザレを評価していない。本作ではロドリーゴは明らかにホアンよりもチェーザレを買っているが、同様にチェーザレに「自身の跡を継がせる」という意志も強固である。これではやはり優秀な軍人になれそうもない。未だ兄弟間の確執は生まれていないようだが、成長するとそれぞれの選ぶ道が分かれてそうもいかなくなるのか。2018/12/27

mocha

51
思いがけない人物の裏切りに、アンジェロは身を挺してチェーザレを守る。チェーザレとミゲルの出会いも描かれ、二人の孤独な魂が印象に残る。2021/01/20

ベル@bell-zou

38
「残念だが 私の心臓は その剣の鞘にはならぬ」…わぉ♡。放火とスパイの謎解きの巻。文字通り必死だった裏切者たちも所詮は教皇選の名もない捨て駒でしかない。大胆で強引だけれど実は他人の心を先々まで読んで処してしまうチェーザレ。アンジェロとマリアの会話を物思う様子だったり、ミゲルの回想、母にまつわるエピソードによく表れている。それにしても、ルクレツィア。チェーザレ恋しさ故に教皇の死を秘かに心待つ「うふ♪」が怖いわぁ。<メモ>12月25日『主の降誕』2019/07/05

exsoy

35
アランチャが美味しそう。2018/05/26

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