光文社文庫<br> 吉野山千本桜殺人事件 - 長編推理小説

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光文社文庫
吉野山千本桜殺人事件 - 長編推理小説

  • 著者名:和久峻三
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 光文社(2014/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334744151
  • NDC分類:913.6

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内容説明

紀伊山地のあるダムが、改修工事で水を抜かれ、20年前に水没した家々が姿を現した。その土蔵の中から、当時の町長の白骨死体が発見された! 町長は、巨額の水没補償金を着服し、馴染みの芸者と失踪したとされていたのだが……。彼は誰に殺されたのか? そして消えた金の行方は? そんなとき、姿を消していた芸者が、吉野山中で殺されているのが見つかった――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Shoji

39
私の住む吉野が題材なので、興味を持って読むことが出来ました。吉野山という所は、麓から山頂エリアに向って、下千本・中千本・上千本・奥千本と呼ばれています。麓の下千本から咲き始めて、中千本、上千本、奥千本へと開花が続きます。桜の花が咲き進むにつれ、人が死んでいきました。次は上千本で誰か死ぬな。その次には奥千本で誰か死ぬな、程度の推理は働きましたが、犯人は全く想像もできず。まんまと作者に騙されました。面白かったです。2022/08/30

再び読書

3
久々の赤かぶ検事シリーズでした。このシリーズは学生のころ、よく読みましたが、読みやすく肩の凝らない本です。行天遼子警部補とのやり取りも、今回はさりげなく、20年前に水没した土蔵から発見された町長の死体から、新たな殺人事件が始まる。犯人の奥さんの相談から、物語は一気に解決する。悪く言えば、そこから読んでも内容はすべて把握できる。推理小説の定番なのかもしれませんが、このシリーズでは無しかもと思いました。ぼちぼちこのシリーズも読んでいきます。2013/02/04

義輝仮面

1
【★★☆☆☆】 20年前の白骨死体発見を皮切りに吉野山を舞台に連続殺人や誘拐が起こる!こう事件が起こってる間は結構引き込まれるんだけど、種明かしがちょっと・・・なんというか唐突に新人物出すのはどうなのよと。 2018/01/26

kappa

1
吉野山が舞台ということで読んでみた。率直な感想としてはあまり面白いと思えなかったが、解説によると作者の最高傑作らしい。地名や歴史を登場人物のせりふで全て説明するところにわざとらしさを感じてしまった。殺人事件や誘拐事件が発生している時に、検事がその事件現場に足を運び、和やかに刑事と歴史の蘊蓄を語ることなど、実際にあるのだろうか?!この作品が最高傑作ならば、他の作品は読まないと思う。2013/07/07

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