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内容説明
公益法人社会福祉公社――表向きは障害者支援のための首相府主催の組織だが、その実態は瀕死の少女たちに機械の身体を与え、その少女たちに政府に敵対する勢力を秘密裏に排除させる諜報機関だった。一家殺害事件の生き残りの少女・ヘンリエッタは「条件付け」という洗脳処理により、以前の記憶を封印され「義体」となる。そして元軍人のジョゼ・クローチェは、テロリストに家族を殺され、復讐心に捕らわれ社会福祉公社に入り「担当官」となる。義体と担当官、二人はつねに行動を共にし、銃を手にテロリストの戦いに身を投じていく。架空のイタリアを舞台とした、少女と銃、そして周囲の大人たちが織り成す群像劇。第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
38
既読・再読。トリエラ痛ましいよ…やはりヒルシャーに父親を見てるかなあ。2014/12/07
kanon
20
なるほど…流石だ本当に。こりゃ面白いわ。面白いわけだ。一言で片付けてしまえば、「容赦が無い」―になると思う。読みやすさも格段に上がっているのだが…これはどういうことなんだろう?ただ単に、この世界観に自分自身が慣れてきたからなのかどうなのか。裏の世界にいることは間違いが無いこの作品の登場人物たちなのだが、少女を使うことに―少しでも、何かを思える人たちなのだと、この巻を読んで確信出来て、心底ほっとしている。ただただ冷徹に命令をこなしていくその為ならどんな手段も厭わない、みたいな作品では無かったからだ。2014/01/27
いおむ
17
再読。敵側ではありますが、お気に入りのカテリーナがフランコとピノッキオとともに退場。こうみると「福祉公社」側の義体少女たちが恐ろしい。いや哀れなのか。それを作り出す社会=人間が一番恐ろしい。2022/06/08
☆kubo
16
トリエラとピノッキオの戦い。なんだかとても哀しかった。2013/05/07
ゼロ
14
ピノッキオが目立った巻でした。どの人間にも己の正義があり、正しいとか間違ってるとか関係なく、ただ突き進むのみ。彼らや彼女が幸せそうに見えないのに、口を揃えて幸せだと言う。ヒルシャーがトリエラを抱きしめる理由も分かる。なんのために戦っているのか。虚しさしか心に残らないのはなぜだろう。そしてトリエラがエロかったのは良かったです。2012/12/13