- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
公益法人社会福祉公社――表向きは障害者支援のための首相府主催の組織だが、その実態は瀕死の少女たちに機械の身体を与え、その少女たちに政府に敵対する勢力を秘密裏に排除させる諜報機関だった。一家殺害事件の生き残りの少女・ヘンリエッタは「条件付け」という洗脳処理により、以前の記憶を封印され「義体」となる。そして元軍人のジョゼ・クローチェは、テロリストに家族を殺され、復讐心に捕らわれ社会福祉公社に入り「担当官」となる。義体と担当官、二人はつねに行動を共にし、銃を手にテロリストの戦いに身を投じていく。架空のイタリアを舞台とした、少女と銃、そして周囲の大人たちが織り成す群像劇。第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
38
既読・再読。死を怖いと思う気持ちすらコントロールされている義体たちの哀しさよ。アンジェの死でマルコーさんだけが泣いていたのが印象的。2014/12/11
☆kubo
15
(TT)アンジェが〜(泣)もうね、あそこでパスタ王子の話だなんて、周りの大人達はたまんないよね…アンジェの死の後で、担当する義体への気持ちを再確認するようなそれぞれの担当官。リコを道具と言い切るジャン。 トリエラを死なせないと言うヒルシャー。しかし、2期でも寿命5年?短いよ…2013/05/09
いおむ
14
再読。アンジェリカ逝く。まだ彼女の死を知らない第一期の義体たちが黄昏の空の下、星の観望会に集まる中で、クラエスの心の呟き「星はいいな…ひとり泰然としていて…でも決して孤独ではないもの」があまりに深く静かに心響く。2022/06/20
ゼロ
14
初めから予想できた結末を丁寧に描いた一冊。スポットライトを浴びたのは表紙にもなっているアンジェリカ。過去は消され、未来はない少女たち。毎日を戦いのために生き、死んでいく。今まで冷たかったマルコーがアンジェリカのためにできることは。アンジェの願いを叶えるために動く姿。知らないおじさんにパスタ王国の話をするアンジェ。涙なくしては読めなかった。てか反則過ぎて表紙もまともに見れない。物語は終わりに向かい歩き出している。どんな結末であれ、幸せであって欲しいと願ってしまう。2012/12/21
まふぃん
13
今回は重い話でした。義体が少女なだけにせつない。2018/03/02