内容説明
あなたが罪にならないために、わたしたちはなにができますか。中学校での暴力事件に対して一人の女生徒がこんな言葉を発した。生きることとは何かを問う灰谷健次郎のライフワーク作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
48
もしも私が子供のころにこのような本と出合っていたら、今とは違うものの考え方や人とのかかわり方をしていたかもしれない。そして、子育てにおいてももっと違う接し方ができたかもしれない。読み始めに書かれていた父宗次郎と母芽衣のやり取りがとても印象的だ。子供でも一人前の人間として向き合う。突き放すわけではなく相手を尊重するところはとても大事だと思った。そして、仲間を思う気持ちは一朝一夕では生まれない。長い時間をかけて身についていくこと。こんな子供たちがいたら賑やかであり、かつ将来が楽しみになるだろう。続きが楽しみ。2019/11/08
山下哲実
8
面白かったです。2022/10/22
恵美
8
人としてあるべき姿や生き方を正面から問われているように思う。この本に出てくる主要人物はそれぞれが皆尊敬できる人たちで、読んでいると自分の弱さやずるいところが嫌でも見えてくる。皆、自分というものをしっかりと持っている。そしてなにより温かさ、思いやりといった人と関わるときに一番大切なものも忘れていない。私がこの本に出会ったのにはきっと意味があるのだと思う。読み終わったときに少し成長した自分がいそうな、そんな気がする。皆、真剣。だから私も真剣に最後まで読みたいと思う。2013/06/06
kumahiko
2
ケンさんの授業、私もうけてみたいです(笑)。おふみさんが亡くなってしまったのには・・・1番最初に読んだときはかなりショックでした。2010/02/12
狐
1
いや~、面白かった!!次が楽しみだね~~2019/01/25