内容説明
本屋の経営が負担となりあんちゃんが倒れた。代わって倫太郎たちが営業を引き受ける。たびかさなる暴力事件にこれといった対応が取れないでいる学校側に不満が高まり、倫太郎たちは自分でできることを模索し始める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
38
四人組、本来の動きが出てきたこの巻。仲間がいることの安心と幸せを意識せずとも感じている子供達。親たちも子供に負けず劣らず筋の通った考え方をしている。不良少年たちは最初から不良だったわけじゃない。教師、保護者、生徒たちの中に少しずつ変化が起き始めてる。自分にも中学生時代があったからその頃と重ね合わせて自分の足りなかったものに気付けるような気がして読み進めてきた。あすなろ編も楽しみだ。2019/11/05
たぬ
15
☆4.5 まだまだ中1。園児に本を読み聞かせるミツルに脱帽。完全にちびっ子たちの心を摑んでるんだ。初登場の小2の頃と比べてすごく成長してる。同じように青ポンも芯の強さが表に出てきた。本作をメイン4人と同じ中1で読んでも途中で脱落してたと思う。当時の私(+級友とか親とか)とはあまりに違いすぎるのだもの。こんな自分の意見を大勢の前で言うなんて無理この学校活発すぎるついていけないってなって自分の陰キャ度を再認識して凹む。絶対。2024/11/05
山下哲実
9
面白かったです。2022/10/22
恵美
5
シリーズ6巻目。ずっと読んできていつも感じていたこと。関西弁での軽快な子どもたちのやり取りが面白い。真剣なことを話すときでも真面目さが伝わってくるというか本気なんだなという言葉の力強さを感じる。関西弁は温かさがあるのかなと思う。テンポの良さもあるかな。それがこのお話に引き込まれて行く要素の1つかもしれない。シリーズの最終巻まで読んだら私も関西弁が移ってしまったりして(笑)次の巻に進みます。2013/06/02
アルト
2
早いもので天の瞳ももう6冊目。少年少女たちの純粋でひたむきな思いが描かれていてとても清々しい。残り3冊で終わってしまうのが、少し寂しい。2021/12/27