角川文庫<br> 天の瞳 少年編I

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角川文庫
天の瞳 少年編I

  • 著者名:灰谷健次郎
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 特価 ¥477(本体¥434)
  • KADOKAWA(2014/08発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043520282

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内容説明

あの倫太郎が中学生になった。不登校、暴力・・・厳しい子供たちのいまをじっくりかつ朗らかに描き出す必読の小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

50
大人は何もわかっちゃいない。子供の心の中にはそういう小さなつぶやきがたくさんあるのかもしれない。かもしれないなんて他人事のような言葉が出てしまう私は子供の時の心を忘れている。人の心に耳を傾ける。簡単なようで難しい。何か相談されても、出しゃばらずもっともらしい言葉を口に出す者ほど相手の心に寄り添っていない…読んでいて反省することばかり。子供は何でも吸収する。吸収しっぱなしではなく、自分なりに様々な体験と重ね合わせながら自分の心の糧にしていく。一番の心の栄養は心を許しあえる仲間。それが一番な気がした。2019/09/20

sakadonohito

16
ちょっと説教臭いとこあるのが若干鼻につくが子供の葛藤、親の子と向き合う事の大変さがよく描かれていると思った。2022/07/14

たぬ

13
☆4 この子たちは本当に小学5年生なのかと疑問を感じてしまうほどに物事を深く考えてる。友達の様子がいつもと違っていることに気づけばすぐに行動に移してる。私が倫太郎だとしてもリエちゃん宅へ行き扉越しに声をかけるなんてできない。気にはなりつつも余計なお世話?などと考えてしまって自分からは怖くて動けないと思う。ヤマゴリラを除いて周囲の大人が子供だからと軽視せずに同じ目線でいるのも惚れ惚れする。これってなかなか難しいよね。2024/11/02

恵美

6
シリーズ3巻目。登場人物それぞれがどんどん良い味を出してきている。特に5年生の子どもたち。なんだろうな〜育つ環境が良いのだろう。大人たちがきっと素晴らしいのだと思う。子どもに関わるときの大人の態度や考え方を見習わなくてはと思わされた。主人公、倫太郎の男前さに惚れてしまいそうだ。まだほんの5年生の男の子なのに(笑)4巻目に進みます。2013/05/27

あおさわ

5
「優しさとおせっかいの違い」というなんと難しい問いかけをしてくるのでしょう。相手を思いやり相手のために行動する。自己満足で終わらせてはならないと彼らはすでに知っていて、言葉をもって問い行動でもって答えの一つを見つけ出します。お母さんの会話説教臭くわざとらしいところがありましたが子どもの会話は素直にうなることができました。しかしリエちゃんのように真っ直ぐに悩めるのは幸せなことなのかも。今はもっと陰湿な現実があると思います。この物語がその負の面にどこまで向かい合っていくのか。2014/08/22

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