角川文庫<br> 天の瞳 最終話

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角川文庫
天の瞳 最終話

  • 著者名:灰谷健次郎
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • KADOKAWA(2014/08発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043520374

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内容説明

未完となった『天の瞳』シリーズの最終話と、同じく未完の新聞連載『乾いた魚(さかな)と濡れた魚(うお)』を収録。著者の最後の作品を収録した文庫オリジナル。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

47
この最終話の「さらに言葉を継ないで…」のあとに灰谷さんが最も伝えたかったことがたくさん綴られているのでは…とこのページの先を考えてみる。大人でも劣等感や自分を卑下する人は多い。側から見たらそんなことないのにと思うことばかりだが、他人には計り知れない思いがあるのだろう。人の気持ちを簡単にわかる〜そんなことないよ〜などと軽々しく言えないなぁと感じた。中には共感もしくは否定して欲しくて言う人もいるかもしれないが。残された人生、自分に欠けているものに目を向けるより欠けた部分を埋める努力をする人になろうと思った。2019/11/18

Miyoshi Hirotaka

27
「やられたらやり返す。倍返しだ!」は危険な流行語。なぜなら憎しみを増幅させるだけだからだ。真の抵抗はお互いの人間性を覚醒させ、人間らしく生きるための知恵を発見するもの。学生時代に少林寺拳法に出会って30年以上、実戦で使用したのは片手の数に満たない。実用の機会がない技術の習得にこれほど夢中になってきたのか?他武道を修業している方も考えるテーマのはず。それは、相手が変わることを漫然と期待するのではなく、自らが変わるための一歩を先に踏み出す勇気を武道から学んでいるのだ。これを描き切る前で絶筆したのが残念だ。2014/01/05

たぬ

15
☆4 青ポンのじいちゃん×タモツの問答が心に響くんだよなあ。じいちゃんの言葉を受けたタモツがどう動くのかが気になってたところへ作者さん闘病のため未完。句読点すらなく最終行は「さらに言葉を継いで」。ガチ未完ですよ。ぐうぅ。併録の飲み屋を舞台にしたお話もまた未完。ぐううぅぅっ。P256「いつでも会って、なんでも話せる友だちがたくさんいる方がいいでしょ?」——激しく同意します。2024/12/04

山下哲実

14
図書館本にて読了。 この作品が遺作だったとは... 灰谷先生が長生きしていたらどの様に ストーリー展開したのか気になります。2022/10/25

まぁいっか

10
こんな中途半端なところで終わるとは…不満とかそういうのではなくて、ただ悲しい。悔しいと言ってもいいのかな?2013/02/16

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