内容説明
破天荒な行動力と自由闊達な心を持つ少年、倫太郎の成長を通して、学ぶこと、生きること、自由であることのすばらしさを描く、灰谷文学の集大成。生きることを問うライフワーク作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
58
これは面白いわよと言われ借りた。読み始めて、うわ。こりゃ大変だ。と思った私は子供の可能性や神秘性を潰してしまう世に言う一般論に弱い大人のような気がした。読み進めながら、ため息が出てきた。倫太郎はなんて恵まれた子なのだろうと。大人を困らせているように見えるが、倫太郎自身には意味のある行動のことが多い。倫太郎の疑問にきちんと向き合える大人がいる。私にも孫がいる。何にでも興味を持つお年頃。つい危ないよと先に口にする私。それでいいのか?子供の考える力を奪ってないか?倫太郎が変化していく様子から目が離せなくなった。2019/09/12
まど
21
子どもを見つめる目のなんと温かいことか。倫太郎君と名前もそっくりで(偶然です)、いたずらばかり、生意気ばかりのわが家の6歳息子と毎日格闘する私は元気をもらいました。続編も読みたいし、幼年編も繰り返し暗記するほど読みたくなりました。2012/06/23
マカロニ マカロン
17
個人の感想です:B+。本作は文庫本化されてすぐに読んだ。娘はハリーポッター、その横で私はこの本を読んでいた記憶がある。2人の子どもは倫太郎よりずっと大きかったが、仕事が忙しすぎてあまり子どもに関われないままだったので、本書の宗次郎の大らかな関わり方を読んで、感銘を受け、大いに反省をした。当時私は本書を親子の関係を興味深く読んだが、今読むと、むしろ本作の狙いは教師に理想的な教育を描くことにあったのかと感じた。そして私も直次郎のような「じいちゃん」になりたい。ただ本作のジェンダー観はさすがに今では古さを感じた2026/08/16
まぁいっか
17
「好き嫌いが激しいと,これは嫌い,これも嫌いとせっかくの出合いを遠ざけてしまうから,見えるものまで見えなくなってしまう。」倫太郎のおじいちゃんの哲学,私も直接聞いてみたいなあ。2013/01/14
sakadonohito
16
個性的な倫太郎の幼年期(保育園児から小学校2年生)。子供なりに感じて考えて世界を見てるという事を理解して大人の都合を一方的に押し付けず真剣に向き合って子育てしましょう。と言われてる気がした。2022/04/12
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