集英社コバルト文庫<br> マリア様がみてる2 黄薔薇革命

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集英社コバルト文庫
マリア様がみてる2 黄薔薇革命

  • ISBN:9784086145541

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内容説明

学園祭の夜にロザリオを受け取って、正式に祥子(さちこ)の妹(スール)になった祐巳(ゆみ)。紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)の妹としての日々が新たにスタートするが、思いがけない大事件が待ち受けていた。今年度の「理想の姉妹(ベスト・スール)」賞に選ばれた黄薔薇のつぼみ(ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン)の支倉令(はせくられい)とその妹の島津由乃(よしの)が、突然姉妹関係を解消したのだ! 二人の影響を受けた少女たちが自分のお姉さまにロザリオを返す事件が相次ぎ、学園中が大パニックになるが!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かのこ

44
シリーズ二作目。一作目であまりスポットの当たらなかった黄薔薇姉妹に起きた革命。 マリみてシリーズはシリーズが進むにつれて、キャラがどんどん肉付けされていくというか、その人を構成する情報がだんだんと補完されていくのが面白い。中でも島津由乃さんという人はこの巻を皮切りに初登場時とは180度違うキャラクターに…! そして、黄薔薇姉妹の絆再構築も面白いけど、新米姉妹の祥子さま・祐巳コンビの初々しいシーンがやっぱり楽しい。祥子さまからお姉さまへ。一歩一歩階段を登っていく祐巳ちゃんかわいい。2020/04/09

北風

26
このシリーズ面白いなあ。「乙女の園」に起こる事件を書いたものですが、むさくるしい園(男子校)で育った自分としては、ものすごく甘酸っぱいですよ。「黄薔薇さま」とかの専門用語も、だいぶおぼえてきました(笑)2015/07/03

みーる(●´ω`●)

19
今巻は黄薔薇組の話です。令さまと由乃がメインでした。由乃の気持ちはとても共感できるし長い間近すぎる距離にいて、だからこそ分かる大切な人の強さや弱さ、自分がその人にとってどういう存在なのか、それを知った由乃の令さまに対する感情はとても複雑だと思いました。肩を並べて歩きたい気持ちから出る感情を行動に移すと拒絶と捉えられてしまうやり方しかない。由乃の強さと令さまへの思いが十二分に読み取れました。令さまも由乃もかっこいい!!内容も素晴らしい!!それと黄薔薇様が可愛かったです♪さて・・次巻へ♪2012/10/19

扉のこちら側

19
2003年頃に初読。由乃のような考え方は好ましい。黄薔薇さまはフリーダム。2010/01/24

テツ

15
なんとなくシリーズを読み返したくなったので。黄薔薇の姉妹である令と由乃。幼馴染であり結ばれるべくして結ばれた姉妹である二人のいざこざ。そうあるべきものとして繋がれた関係、外から固定されたイメージを破壊して再度結ばれた絆の強さと美しさ。勿論こんなものはフィクションだとは百も承知だけれど、高校1.2年の頃に美しさとはかけ離れた日々を過ごしていた自分には眩しすぎる……。マリみては創られた美しい世界を部外者として覗き見する感覚が背徳的で気持ちいいな。あと黄薔薇様が好きです。2019/09/07

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