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内容説明
「毛利に付くか、織田に付くか」播磨小寺家の家老で知力、胆力、眼力を併せ持った官兵衛は、信長の力を見抜き、すぐさま岐阜に向かい、小寺家の帰属を申し出る。その後、対毛利攻め司令官となった秀吉と誠意の人・竹中半兵衛との運命の邂逅を果たす。風雲急を告げる天正年間。激動する西国戦線と参戦した諸武将の戦いの軌跡を交えて戦国を代表する名軍師・黒田官兵衛の不屈の生き様を描く傑作長編小説。
著者等紹介
野中信二[ノナカシンジ]
1952(昭和27)年、姫路市生まれ。岐阜大学医学部卒業後、京都大学医学部附属病院耳鼻咽喉科教室に入局。大阪北野病院に勤務し、その後姫路市にて耳鼻咽喉科を開業する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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猫背
2
関ヶ原を読んでから時代が逆行したが、いつの時代も毛利は大きいのね〜。半兵衛に恩のある長政さまが関ヶ原で東軍として大活躍していたのは、致し方ないが裏切られた感ある。しかし官兵衛親子はあの逆境でよく生きながらえたね!2015/10/22
文句有蔵
2
知略という戦術。一兵たりとも失わず、舌先三寸で懐柔する戦法である。しかし官兵衛や半兵衛のような軍師の生き方を、私の中のもののふは良しとはしない。結局はいくら知恵が回っても、現実に兵を動かす大将の庇護を受けねば値打ちがないからだ。この本で際立つのは秀吉という人間の有様だ。籠絡という手腕において、右に出るものがいない。己れの頭脳に自信がある分だけ、変幻自在に人に取り入る秀吉の真似は、官兵衛にも半兵衛にも出来まい。真に頭がよいとはどういうことかを、改めて知る一冊となった。2014/04/15
takajisanta
1
ドラマの前半部分が詳細に書かれていておもしろい2014/08/15
勝部守
1
出版社が変わっての出版。再読だが、10年ぶりなので、改めて楽しんだ。続編はいつ?2013/11/04
がたぴん
0
歴史物って地理とか思い浮かべながら読むのでいつもは時間かかるのに、一気に読めた。面白かった。2016/12/25
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