集英社コバルト文庫 マリア様がみてる20 妹（スール）オーディション

著者名：今野緒雪【著】/ひびき玲音【イラストレーター】

集英社（2016/02発売）

• ISBN：9784086005685

内容説明

十一月に入った最初の日曜日。つぼみ(ﾌﾞｩﾄﾝ)三人が集まる中、由乃(よしの)の爆弾発言が飛び出す。なんと、妹をオーディションで選ぶと言うのだ！　江利子さまが決めた妹選びの期限が迫っているのに、出会いのない由乃が考えついた計画。違和感を覚える祐巳(ゆみ)だったが、祥子(さちこ)さまはなぜか乗り気で、祐巳を参加させようとする。翌日には新聞部もオーディションのことを知っていて、悩む祐巳は志摩子に相談するが…!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[そばかす♪]

妹を持つことを真剣に考え始めた祐巳と由乃。由乃の場合は自業自得な面もあるけど（笑）瞳子ちゃんは確定として、菜々ちゃんとはどうまとまって行くのかな？楽しみ。

2014/07/25

[本木英朗]

シリーズ第20作目。十一月に入った最初の月曜日。つぼみ三人が集まる中、由乃の爆弾発言が飛び出す。なんと、妹をオーディションで選ぶというのだ！　江利子さまが決めた妹選びの期限が迫っているのに、出会いのない由乃が考えついた計画。違和感を覚える祐巳だったが、祥子さまは何故か乗り気で、祐巳を参加させようとする。翌日には新聞部もオーディションのことを知っていて、悩む祐巳は志摩子に相談するが――という話である。今回一番オーディションで買ったのは、武嶋蔦子と内藤笙子だったような！！　俺もよかったと思っているしね。（→）

2025/05/28

[kitten]

マリみて再読。20冊目。江里子さまから課題を与えられた由乃さんと、お姉さまから命じられた祐巳が妹選びの茶話会を開く。けど、裏のヒロインは笙子ちゃんだろう。短編から出てきたけど、一気に準レギュラーくらいのポジション、蔦子さんの妹候補に収まった。そして、土壇場まで追い詰められた由乃さんは、やぶれかぶれの行動に出る。でも、結局選ばれた彼女は、もともと江里子さまが目を付けてた子だったのかな？

2021/07/28

[ぬー]

奇しくも妹の日(9月6日)に読了。★4.0

2017/09/06

[幸音]

江利子さまとの約束でとうとう追い込まれた由乃さんが祐巳と一緒に妹オーディション、もとい茶話会を開くことに。可南子が祐巳にきちんと気持ちを伝えたのとは反対に、瞳子は言葉に出さない。祐巳と瞳子の関係はどうなっていくのかな。乃梨子が瞳子を思いやって涙まで流すところに、友情を感じた。茶話会において笙子さんが再登場。蔦子さんの再会がまさかこういう形とは嬉しい限り。由乃さんが妹候補と出会って決意したけれど、今後妹候補である彼女はどういう形で登場するのだろう？元薔薇さま勢揃いということもあり、からかう様子が懐かしい。

2013/10/13