集英社コバルト文庫<br> マリア様がみてる3 いばらの森

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集英社コバルト文庫
マリア様がみてる3 いばらの森

  • ISBN:9784086145916

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内容説明

期末試験で落ち着かない学園に、驚くべき噂が流れた。リリアン女学園をモデルにしたと思われる自伝的小説が出版され、しかもその作者が白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)だというのである! 小説の内容が二人の少女の禁断の恋を描いたものであることも加わって、学園は大騒ぎ。白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)の過去はタブーとなっていて、事情を知っている人もみんな口をつぐんでいた。祐巳(ゆみ)と由乃(よしの)は、真相の解明に乗り出したが…!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かのこ

60
シリーズ三作目。白薔薇さまが自分の過去を描いたものと疑われる小説「いばらの森」をめぐるドタバタと、「白き花びら」の二本立て構成。はじめて読んだ時から15年ほど経って、この作品の別れをようやく理解できるようになった気がする。一生に一度の激しい恋をして、それがハッピーエンドを迎えなかった未来の話。「同じ時間同じ場所で生を断ち切る決断をすることはできても、死というものは結局個人のものでしかない」の言葉が中高生の頃妙に印象に残った。きっと二人は笑顔で再会するけれど、心の中のいばらの森はずっと消えないと思う。2020/04/11

みっこ

30
白薔薇様、佐藤聖ちゃんの現在と過去。前読んだときこの話がすごく好きだった気がする!今読むと、うーん若いねぇ…と思ってしまうけど、自分がある程度距離感を持った人間関係を好むので(それはそれで居心地いい)聖と栞のような濃密な関係に憧れる。志摩子と聖の出会いも知りたい。出てくるのはまだ先かな?2020/05/17

扉のこちら側

20
2003年頃に初読。古きよき少女小説、「エス」というのがこんな感じなのでしょうか。生きてこそ。2010/01/24

16
シリーズの中で一番印象に強く残っていた作品でした。ロサ・ギガンティアと志摩子の関係も好きですが、過去の聖と栞も好きでした。聖と栞は、悲しい終わりを向かえてしまったけど、ここまで誰かを好きになれること、羨ましいなんて思いました。2014/09/17

幸音

15
前編は白薔薇さまの自伝的小説が出たという噂と騒動、そして後編は白薔薇さまがつぼみだった頃の過去話。コスモス文庫編集部でのシーンは担当さんもいたことに驚き。漫画版で読んでるから薔薇さまの名前は知っていたけど、小説ではここで初めて登場したらしい。過去話は完全に百合小説として成立している。駅のホームでお姉さまが現れたところで泣きそうになった。栞の挿絵がないことが意外だった。蓉子さまや江利子さまのお姉さま達は登場しないのだろうか。姉妹のあり方について話す祥子と祐巳の会話が印象的。2013/10/02

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