内容説明
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目次
【特集1】スポーツ覇権主義
「地上波で巨人戦」から、「配信でプレミアリーグ」の時代へ。
スポーツ観戦の環境は激変した。
WBC、世界陸上、FIFAワールドカップ……
国家と資本の思惑が交錯する中、
メガイベントはさらに肥大化する。
それは、放映権やチケットの高騰をはじめ、
私たちの日常にも影を落としている。
スポーツは権力者や富裕層の道具ではないはずだ。
そのありかたを見つめる。
【特集2】エビデンスの氾濫
「それ、エビデンスありますか?」
「エビデンスに基づいた意思決定」……
本来は証拠や証言を意味するこの語は、
医療や行政をはじめ、様々な領域へ浸透してきた。
一見、われわれを中立的で客観的な判断へと
導くようにも思える。
だが、蓄積されたデータや知見は、判断の正しさを
いかに、どこまで保証しうるのか。
高度化・専門化する情報を
社会はいかに扱いうるのか。
「科学的根拠」への向き合い方を探る。
目次
■特集1 スポーツ覇権主義
きみはワールドカップを観に行くか 稲垣康介(朝日新聞)
放映権の難問 大井義洋(早稲田大学)
曖昧な権威の終わり 鈴木忠平(ノンフィクション作家)
〈インタビュー〉アスリートの休息 馬瓜エブリン(バスケットボール選手ENEOSサンフラワーズ所属)
NYの野球キャップの無粋さから、バルサのユニフォームの不意討ちの魅力に向けて 蓮實重彦(フランス文学者)
学生スポーツ 収益化の落とし穴 川井圭司(同志社大学)
「女子スポーツ」と排除 下村沙季マリン(青山学院大学)
温存されるハラスメント 谷口真由美(一般社団法人スポーツハラスメントZERO協会)
〈対談〉左派の逆襲 斎藤幸平(東京大学)×高橋哲哉(東京大学名誉教授)
〈特別対談〉反対意見の力、最高裁という砦──片山善博の「日本を診る」(200) 宇賀克也(元最高裁判事)×片山善博(元鳥取県知事)
〈新連載〉時事のしっぽ取り 第1回 「あたまがいい人」を探しに 武田砂鉄(ライター)
原油「中東依存」の戦後史 柳沢崇文(日本エネルギー経済研究所)
〈世界の潮〉
英国地方選 埋没する二大政党、流動化する政治 高安健将(早稲田大学)
失われる「尊重」 日本ラグビーの岐路 山川徹(ノンフィクションライター)
米中首脳会談 〝管理された競争〟と大国の責任 油井秀樹(NHK)
■特集2 エビデンスの氾濫
「中立な科学」という装い──社会生物学論争の教訓 千葉聡(東北大学名誉教授)
〈インタビュー〉「確からしさ」の系譜 隠岐さや香(東京大学)
測れるものと測れないもの 村上靖彦(大阪大学)
EBPMのジレンマ──エビデンスが証拠として機能しないとき 深谷健(津田塾大学)
〈スケッチ〉夜明けに目を閉じる 伊藤亜和(文筆家)
〈夜店〉流浪の民ロマ──彼らを見る世界、彼らの見る世界 角悠介(ルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学)
ケバブライスと鴛鴦茶──外国人を追い出す国 安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
反戦VS反・反戦──デモはなぜ批判されたのか 伊藤昌亮(成蹊大学)
リベラル・デモクラシーを転覆せよ──アメリカ 共和政の二五〇年史 松原宏之(立教大学)
〈連載〉
イミン、イミグレ、イミグランツ 第7回 憎悪するポリティクス ブレイディみかこ(ライター)
核不拡散 カギを握るのはミドルパワー フィルダウス・カラス(カナダ・平和活動家)×秋葉忠利(前広島市長)
狙いうちされる高齢者医療──「応分の負担」の内実 袖井孝子(お茶の水女子大学名誉教授)
デジタル時代のスパイ拡大法──急浮上の裏側 小笠原みどり(社会学者)
〈本との出会い〉
それでもゲームのルールは変化した──『権力者を訴追する』 長有紀枝(立教大学)
自由な読書、読書の自由 第7回 この世界で出会い、再会するための読書 川内有緒(ノンフィクション作家)
読書・観賞日記 読んで、観て、聴いて 花田菜々子(蟹ブックス店主)
〈連載〉
隣のジャーナリズム 歴史否定に抗うチーム取材 角南圭祐(共同通信)
戦争国家アメリカの平和 第4回 ハリー・トルーマンと朝鮮戦争 阿部幸大(筑波大学)
脳力のレッスン(288) 特別篇 真の政治改革への道筋(後篇) 寺島実郎
親愛なる身体へ 第11回 恥を誇りに変えて 李琴峰(作家)
非人間とのレッスン 第7回 発酵・文化・芸術・芸能 ドミニク・チェン(早稲田大学)
あたふたと身支度 第21回 手書きとルッキズム 高橋純子(朝日新聞)
午前1時のメディアタイムズ 第16回 戦争屋たちのおもちゃ箱 若林恵(編集者/黒鳥社)
アジアとアメリカのあいだ 第18回 イグアナたちが降るところ 望月優大(ライター)
ドキュメント激動の南北朝鮮 第347回(26・4~5) 編集部
近所の本屋 本屋・生活綴方 高橋健太郎(写真家)
夜の庭 茨木のり子を読む 「小さな娘が思ったこと」 宮崎治(医師)
岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人)
アムネスティ通信
読者談話室
編集後記
表紙写真 千賀健史(表紙 東京五輪 2020 裏表紙 不明 2026)
キャラクター・扉絵 西村ツチカ
アートディレクション 須田杏菜
本文デザイン 大原由衣+都井美穂子+國分陽



