内容説明
お勝がかつて奉公していた、旗本建部家。二千四百石取りのこのお家の嫡男源六郎に、嫁取りの話が持ち上がった。母子の名乗りこそしておらぬものの、実の子の縁談を耳にしたお勝は気になるが、当の源六郎はあまり乗り気ではないという。どうやら源六郎には密かな思い人がいるらしいが、その相手が思わぬ人物で──。くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。時代劇の超大物脚本家が贈る、大人気シリーズ第十二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
68
シリーズ第12弾。ごんげん長屋の住人・お勝が番頭を勤める質舗・岩木屋のお美津もお年頃。婿取りの話も出てきて、方々に話を持っていくが本人にその気がない限り難しい。長屋の周りの子供たちも何だかそわそわ。お勝の娘・お琴の事が好きらしい剣道場の虎太郎とか、料理屋に勤めるお栄が好きな源六郎だったり。この源六郎はお勝の隠された実子なので、彼女は複雑な心境。そうかと思えば質草に猫の寅を持ってきた三味線の師匠。この事情と経過を辿る結末が何とも愛おしくて好き。鰻、秋刀魚が下魚と呼ばれ、蒲焼きという調理が珍しかった時代。2026/03/26
ときわ
8
子供たちがどんどん思春期を迎え、嫁とり婿とりの話題が複数。私はもう少し大人の人情噺をメインにしてくれたほうが好きだけど。2026/04/15
いちな
2
相変わらず人の困りごとにも率先して手を貸す人情話。お栄ちゃんのこれからが楽しみ。そしてお琴ちゃんと虎太郎さんはどうなるのかならないのか気になる。2026/06/03




