内容説明
真澄に続き、真秀までもが強大な霊力に目覚めてしまった…! それを知った美知主は、真秀たちを淡海から出すまいと配下に命令するとともに、佐保の一族を息長の手中に取り込むべく、佐保彦にある「交渉」を持ち掛ける。脅しにも似たその言葉に佐保彦は何と答えるべきか逡巡し…。そして真秀は、真澄、御影を連れて、淡海を旅立つ覚悟を決めて…! 一方、大和国中では、伊久米の大王に嫁いだ美知主の大姫・氷葉洲姫が、大王の子を身籠もりつつ、悶々とした日々を過ごしていた。その煩悶のわけは、美しい異母妹・歌凝姫。淡海から突然やってきた妹が、あるいは他の美しい女たちが、夫である大王の心をとらえるのではないかと危惧した氷葉州姫は、あることを企む。己の言葉が、大和国内に嵐を呼ぶことを知らぬままに――。氷室冴子が全力で書いた伝説の古代転生ファンタジー、疾風怒濤の物語は次なる高みへ!!
目次
第七章 まほろばの娘(承前)
最終章 暁に甦る
あとがき 氷室冴子
あとがきイラスト&メッセージ 飯田晴子
解説 前田珠子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
真澄に続き、真秀までもが強大な霊力に目覚めてしまい、それを知った美知主が佐保彦にある交渉を持ち掛ける第8弾。真秀たちを淡海から出すまいと配下に命令するとともに、佐保の一族を息長の手中に取り込むべく美知主が動き出す中、真澄と御影を連れて淡海を旅立つ覚悟を決める真秀。危うい状況で佐保彦が決断を迫られる一方、大和国では大王に嫁ぎ身籠った美知主の大姫・氷葉洲姫その存在を脅かす、美しい異母妹・歌凝姫の煽りが効いていて、構図が大きく変わってくる中、たくましい真秀と確かな成長を感じさせる佐保彦がどう動くのか続巻に期待。2025/08/18
ぐうぐう
19
巻を増すごとにドラマチックに躍動していくのを実感する。それでいて、氷室冴子がこの作品に込めた主題を片時も忘れていないことをも実感させられるのだ。今巻は佐保彦にクローズアップしているが、「迷われているのね、王子。男の方はみんな、とほうもない夢がお好きね」というさりげないセリフに虐げられる女性の存在を感じずにはおれない。また、纏向なんていう地名が出てくると、地元民としては『銀の海 金の大地』の舞台に住んでるんだなぁと感じられて、なんだかワクワクする。2025/09/04
igaiga
15
そしてみんな佐保に集合して・・・最終章ということか。あとがきが毎度毎度「こんなに長くなる予定では・・・」と(笑)御影には姉に会ってほしいなぁ。2026/01/26
モモサワ キヨコ
9
ついに佐保に向かう真秀たち。佐保彦は母である大闇見戸売と御影の出生の秘密聞かされる。その裏では大王の子を身籠った氷葉州姫がイライラしていて、彼女がどう絡んで来るのか? そしていきなり出会ってしまった真秀と佐保姫。そろそろ止まらなくなって来てた。2026/06/06
栗山いなり
6
強大な霊力に目覚めた真秀とその周りの人々を描いた和風ファンタジーシリーズ第8巻。相変わらずの読み心地だったけど色々と動いているのは伝わってきた。主要人物の死が仄めかされたけどこれからどうなるんだ?2025/09/15
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