集英社オレンジ文庫<br> 銀の海 金の大地 9

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集英社オレンジ文庫
銀の海 金の大地 9

  • 著者名:氷室冴子【著】/飯田晴子【イラスト】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 集英社(2025/09発売)
  • 集英社 コバルト文庫50周年記念フェア(~5/31)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784086806572

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内容説明

余命わずかな母・御影に安らかな死を迎えさせようと、真秀は真澄と共に母を連れて、ついに佐保を訪れる。それは次期首長の佐保彦が認めたことだが、予言された「滅びの子」が現われたことに、佐保の人々は畏れおののく。そんななか、佐保彦の妹・佐保姫だけは、真秀たち母子が滞在する地へ幾たびも訪れていた。瓜二つの佐保姫と真秀。真秀は、佐保彦が己を助けてくれたのは、妹に似ていたからだろうと、佐保彦を怒らせる言葉を放つ。こみあげてくる思いがなんなのか、真秀自身にもわからないままに。そんな時、伊久米の大王が、妻問い先の山背・荏名津で中毒(どくあたり)する事件が起こり、佐保彦は、若首長として難しい決断を迫られることになってしまうのだが……!? さらには混乱のなか佐保姫が何者かに攫われ、佐保から忽然と姿を消した。次々と襲う禍事は、佐保を陥れようとする何者かの企みなのか? 佐保の命運は、若首長となる佐保彦に託されて……。

目次

最終章 暁に甦る(承前)
あとがき 氷室冴子
あとがきイラスト&メッセージ 飯田晴子
強くあろうとする、という金の砂 三宅香帆

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

21
余命わずかな母・御影に安らかな死を迎えさせようと、真澄と共に母を連れて佐保を訪れる真秀。予言された「滅びの子」が現われたことに佐保の人々が畏れおののく第9弾。真秀たち母子にいたわりの心を寄せ、真秀たちの下へ幾たびも訪れる妹・佐保姫。自分と瓜二つの容姿を持つ佐保姫に真秀が複雑な想いを抱く中で起きた、伊久米の大王が妻問い先の山背・荏名津で中毒する事件。それにより佐保彦は若首長として難しい政治判断を迫られ、佐保姫も何者かに攫われる急展開でしたけど、ままならない葛藤を抱える真秀を諭す真澄の優しさが印象的でしたね。2025/09/16

ぐうぐう

18
「でも、あたしが佐保姫に似てるんじゃないわ。佐保姫が、真秀に似てるのよ。あたしはちゃんと生きてきたわ。一日も気を抜かず、生きるために生きてきた。あたしは佐保姫の影じゃない。身代わりじゃない」滅びの子と言われ、影と言われ、女性だからと蔑まれ、何者にもなれずに迷い、憤る真秀。それでいて、(あたしはきっと、人を愛しむ心を無くしてしまったんだ)と不安に陥る。そんな真秀の弱さは、あるいは優しさは、だからこそいつか強さへと変わるはず。強者とは、弱さや優しさを知らずして成れないからだ。2025/10/03

igaiga

12
佐保姫が理不尽な目に遭いすぎて可哀想になりました。氷葉州妃が怖すぎる。物語は最終章とはいえ、中身的には8巻から大して進んでない気がする。2026/03/15

mikky

9
物語もいよいよクライマックスに差しかかり、これまで他国の人間を一切受け入れなかった佐保が否が応でも受け入れざるを得ない罠がしかけられる。 霊力を持ち、母と兄を守るためひとりで立ち続ける真秀。リアルタイムで読んだとき、彼女と年の変わらない私はその凜とした姿に言い知れないほど惹かれた。でも、30年が経ち、母となって娘を持つ私には、そんなふうにひとりで戦うことを強いられる真秀がただただ痛々しかった。『あたしは誰の前にも跪かないのよ』とさみしそうに笑いながら告げる彼女は、まだたった15歳なのだ。つい涙が溢れた。2025/09/20

栗山いなり

6
真秀とその周囲の人々の身に起こる波乱を描いた和風ファンタジー小説シリーズ第9巻。最初の頃とはずいぶん遠い所に来てしまったなぁって感想が出てくるほど色々と変わっているのを実感できる巻だった2025/10/11

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