薫る花は凛と咲く（１７）

著者名：三香見サカ【著】

講談社（2025/06発売）

• ISBN：9784065397459

内容説明

凛太郎と薫子、二人はついに高校３年生になる。仲間たちと過ごす最後の１年に期待を抱く始業式当日、薫子の母が体調を崩し倒れてしまう……。大事には至らなかったものの、不安を募らせる薫子の下に駆け付け、彼女の救いになった凛太郎。そして無事に退院した薫子の母の提案で、一同はたこ焼きパーティーを開催することに。その買い出しで凛太郎は、薫子の父と初めて二人きりになって……？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[さとみん]

薫子の言えなかった目標が予想外！そして言えなかった理由には別の意味で意表を突かれた。子供に気を遣わせるのが悔しいというべきか、そこを気にする子に育って凄いと感心するべきか。早いもので凛太郎たちも高3になって、卒業が近づいてきた。人生の残り時間が少なくなった身としては、そんな彼らの悩みは微笑ましくて、将来を見据える姿勢が眩しい。

2025/06/14

[わたー]

★★★★☆やっぱり真っ正面から真面目に青春をやっているなあ。もう十何年も大人をやっている身からすると、もう少し肩の力を抜いてもいいんじゃないかなと思わなくも。

2025/06/30

[かなっち]

2025年6月新刊。★★★★★彼女の父親から語られる、過去の凛太朗君に胸キュン必須の第17巻。娘への想いと共に、そんな彼を認めてくれたお父さんにも胸が熱くなります。一方で、彼らは遂に高校3年生となり、薫子さんも進路が決まりました。その職業に驚きましたが、凛太朗君始め周囲の皆の反応が優しくてホッコリしますね。一方進路が決まらないと悩む、いつも明るい宇佐美君。皆からの信頼熱い太陽のような子なので、確かに大丈夫そうです。気になるのは朔君の進路ですが、恋心と一緒に動き出しそうな予感に、既に次巻が待ち切れません。

2025/07/16

[まいなな]

薫子さん、えげつなく美しくなった気がする。可愛いに美しいが加わったら本当にもうこっちに一体どうしろっていうんだよ凛太郎もどうしようもないだろこんなん。

2025/08/05

[FlyingGiants]

第１巻～第１７巻を一気に読了。みんな優しい子ばかりで、ほっこり読めます。７月からはアニメも始めるんですね～

2025/06/18