MFブックス 八男って、それはないでしょう！ 28

著者名：Ｙ．Ａ【著者】/藤ちょこ【イラスト】

KADOKAWA（2023/09発売）

• ISBN：9784046828910

内容説明

ヴェルたちの活躍によってオットーの野望は打ち砕かれ、世界に平和が戻りつつあった。そして今回の功績により、ヴェルは国王陛下のお墨付きで念願の「育休」を手にする。だが、愛しい我が子らとの日々の中へ、巧みに仕組まれていたローデリヒの策に気づけず、結局ヴェルはアキツシマ島で一仕事するのだった。
一方、何者かに攫われたブレンメルタール元侯爵は、その者の手により人ならざるものへと変貌させられ、ヴェルに対する恨みや怒りといった負の感情から生み出されるエネルギーを搾取されていた。
やがて用済みとなり、面白半分で野に放たれたブレンメルタール元侯爵は、憎きヴェルに復讐すべくアキツシマ島へと移動を開始するのだった……。
ヴェルへの恨みがある限り無限に再生!?
思わぬ強敵に大苦戦の第二十八幕！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[こも 旧柏バカ一代]

小話にヴェルの師匠のアルの若かりしき頃の話をマーガレットから聞き。ヴェルの領地の教会にあの世で世話になった大天使ファーラ様の肖像画、石像をメインに祀ろうとしたら、地元の司教が断固反対と言い出した。大天使よりも聖人を祀れと言う司祭。その聖人で天使になった者が誰もいないとは彼には言えないヴェル。それでも大天使ファーラを祀る教会を新築したヴェル。その教会に大天使ファーラが降臨して自身を祀らせる。ついでに自身を変に描く芸術家に天罰を与え。例の司祭にも天罰を与えるが、彼はヴェルの手抜きだと攻めて来る。最終的には、、

2023/09/25

[菊地]

あれだけ早くに亡くなった師匠に関するエピソードを、未だに本編ナンバリングに入れ込んでくることの是非。 死後にこれだけ何度も持ち上げてくるなら、あんなタイミングでアッサリ殺すべきじゃなかったと思うんだよな……

2024/10/31

[fap]

回想を挟む、という引き出しを新たに覚えたかと思ったが そんなことはなくいつもの品揃え。 敬虔さ故の頑なさではなかったか。 過去の出来事が現在で実を結ぶ流れは好きなんだけど、どうにも刺さらない。

2023/12/17

[eucalmelon]

大天使ファーラさま、本当は滅多に降臨などしないんだろうな。今回は大盤振る舞い？これで貢ぎ物が増える・・・。教会で出世競争とは世知辛い。まあ、平民だったから出世欲が強いんだろうか？

2025/01/29