内容説明
クーデターに巻き込まれたヴェルは、脱出しミズホ伯国へ。他国の内乱に協力するなど真っ平御免な彼は、観光に熱を入れつつもヘルムート王国へ帰る方策を探す。だが、大人の事情で泣く泣く戦場へと赴くのであった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
26
再読。帝国のクーデターに巻き込まれ、自国の反対側の北部のミズホ上級伯爵領へ逃げ込む。其処で歓待を受けて友好を築き、ついでにエルの嫁さんも見付ける。そして、防衛陣地を築いて、クーデター軍が攻めて来たので数回撃退し、さらに王国から勝手に帝国に攻めて来た敗残兵も合流する。そして、最大の敵が現れる。ヴェルの師匠でブランダークの弟子、アームストロング導師の親友のアルフレッドの霊?が・・・3人と同時に闘っても余裕を崩さない強敵ぶり。今回は痛み分けだが、、、また、再戦するのか?どうなるんだ?←忘れてる。2020/05/05
しまふくろう
26
続けて購入。 物語は帝国内戦の続き。ブロワ辺境伯の兄弟再登場は意外というより、作者が都合よく使い捨て出来る設定のキャラはこれしか居なかったんだろうなあ感があって面白い。 相変わらず盛り上がらない戦闘シーンとテンションの上がらないラブコメパートが上手い具合に噛み合って、読み終わるのにシリーズ屈指の疲労感を感じさせる内容だった。2020/04/25
eucalmelon
6
日本似のミズホ伯国。団子もうまかろう。酒も旨いだろう。ヴェルが気もそぞろになるわけだ。まあ、エルにも春が来たし、あとは無事に帰れれば言うことなしなんだが‥。 強敵登場ということで、ターラントという影の薄い奴。魔力を吸収するのかと思いきや、死んだ人間の召喚。いや融合?過去の師匠が敵方で現れるようなものだから、これは強敵!兵站を攻撃して撤退してもらったものの、一時凌ぎ。さて、どうしたものだろうか?2020/08/14
爺
5
帝国内戦編。日本そっくりのミズホ国にてエルに春が。ヴェル大ピンチで以下続刊。2017/04/07
錯乱坊
4
帝国の内乱に巻き込まれたヴェル様御一行ですが、逃避行の途中で日本によく似た文化や食習慣を持つミズホ伯領で観光を楽しんでいるではありませんか。しかもあのエル君にも恋の季節が。中盤以降は前哨戦てな感じの小競り合い。2020/09/11