内容説明
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著者が経験した愛猫ちょうじろうとの”お別れ”。そこからひもとく人間・猫双方にとって後悔のない最期とは?また、いざというときに知っておいて損はない、頭の片隅に入れておくべきあらゆる局面での選択肢と、心の持ち方を学べるコラムも。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひらちゃん
28
題名通り、猫のちょうじろうとのお別れの話。癌を発症したちょうじろう。今飼っている猫の前にいた猫を思いだしました。やはり癌を患い日に日に痩せていき辛い日々でした。見つかった時にはもう手遅れで、まだ幼かった子供達に本当の病名を伝える事は出来ませんでした。長女の夏休み明けの始業式の朝亡くなった猫。動物に関わる仕事につきたいという夢もそこから始まったものです。動物を飼う事は心に潤いや癒しを与えてくれますが、最後まできちんと見守れる努力も本当に必要です。小泉さんちの猫達はこんなに可愛がられていて、とても幸せな猫ちゃ2015/12/17
ちぇしゃ
12
号泣。最初から最後まで泣きっぱなし。小泉さよさんの絵が好きなのにそれどころじゃないってくらい泣いてしまった。お猫様にはひたすらありがとうって気持ちしかなくて、なんとか少しでも長く、少しでも楽しく、彼らにとって心地よく過ごしてもらえるようにしか考えられなくて、それでもいつか必ずさよならする日がくるのはわかっていて、でもわかっていても辛いし悲しいし、冷静ではいられない。覚悟なんて持てそうにないのだけど、他のお家のお見送りの仕方を知ることで、少しでも長く一緒に幸せに暮らせるようにしたい。もうそのことにつきます。2019/03/12
ちゃいろ子
7
最初から涙と鼻水止まらず。 我が家の猫たちはまだ4歳だけれど 別れを想像するだけで、、、。 小泉さよさんのイラストが大好きで この本も手に入れたのだが さらっと描かれているのに、まさにそのまま猫の可愛さを描ききっていて。 愛猫との別れという悲しい題材と その優しいタッチのイラストが、逆になんとも 切なくて。 でも、お仕事柄最期まで、ちょうじろうちゃんの 側にいてあげられて、看取ってあげられたことが この上なく羨ましい。(もちろん介護するという事が簡単ではない事わかりますが、、、) 2020/04/30
sui
3
60。いつか必ず訪れる愛猫との別れ。ずっと泣きながら読んでいました。動物と人とではどうしたって先に動物がいってしまう。特別なことはない。奇跡も起きない。それなのに私はいつも、それでもうちの子は長生きするんじゃないかと根拠のない事を(それは不安を消すための祈りかも知れないけれど)思ってしまう。だからこういう本を読むたびに何度も何度も、今と、これからのことを考える。著者が言うように、ペットの存在は「愛のかたまり」だ。最期を迎えたとき、悲しいだけじゃなく、幸せだったことを沢山思い出せるように過ごしていきたい。2018/06/21
Nora
3
必ず、必ずくるお別れの時。身が割かれるような悲しみ。 どれだけ手を尽くしても必ず残る後悔。それでも私たちは動物と生活をすることを選ぶ。2017/12/25