MFブックス 八男って、それはないでしょう！ 29

著者名：Ｙ．Ａ【著者】/藤ちょこ【イラスト】

KADOKAWA（2024/05発売）

• ISBN：9784046836267

内容説明

死闘の末、首だけになったブレンメルタール元侯爵を追って入った地下遺跡の最
深部で、ヴェルとエリーゼは突如発生した光に取り込まれ意識を失ってしまう。
やがて目が覚めた二人は、地下遺跡とはまったく異なる場所に飛ばされていることに気付き早速探索を始める。だが、ヴェルだけは終始既知感を抱いていた。
『ここって、俺が高校卒業まで住んでいた佐東市だよな？』
そこは、一宮信吾がリンガイア大陸に転生した商社マン時代から遡ること九年ほ
ど前、高校生であった頃に見知った街並みだった。どうして元の世界に飛ばされ
たのか、しかもなにゆえ高校時代なのか。
とにかく、今の信吾に会えば何かがわかるかもしれないと、ヴェルはエリーゼとともに彼の捜索と接触を試みるのであった……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[こも 旧柏バカ一代]

いきなり知らない場所にエリナリーゼと飛ばされたヴェンデリン。少し歩くと既視感がある。そして街を見下ろすと、そこは前世の時に高校を卒業するまでいた街だった。ヴェルはこの世界での生活を安定させるため、この街の裏を牛耳っていた組の組長宅へ全身鎧で侵入して表に出さない金と、襲って来た連中の財布から金を盗んで行った。ヴェルはこれを浄財と呼び。さらに、組と対抗していたギャング達の本拠地を襲い、ついでに犯罪の証拠を机にわかりやすく並べ。警察に連絡して去って行く。

2024/05/24

[eucalmelon]

元祖ヴェンデリンがどうなっていたか？頭の片隅にあった謎が晴れた。時間的な矛盾は置いといて、おおざっぱに言うと入れ替わったんだ。そして、竟にその実態が示されたイシュルバーク伯爵。実は女だったんだ‥。しかも真正マッドサイエンティスト。しかも腕がいい。いいという表現が正しいのかは疑問があるが、まあ。記憶は消されたが、ヴェルと信吾の心に若干平穏が訪れたような・・。

2025/03/18

[fap]

真夏の夜の夢。 経験値もスキルもアイテムも装備も記憶も変わらず。 本編とかかわらないのだから番外編にすべきではないのか。 辛うじて情報子は残っているようだが。 別の言い方をするならば縁は繋がった。 イベント発生装置を作ったから今後は外伝作りたい放題である。 まずは本編終了後のエピローグのおまけで一つお願いします。

2024/08/08